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ただ、あなたが笑ってくれれば。


話題:幸せ

幸せってなんだろうね。

また日常に戻る。

彼のいない日常に。

でも彼を忘れることなんてできなくて。

もう会わないでいる覚悟はいつだってあるのに。

それでも、ふとした瞬間に。

彼を想ってしまう。

未来のある瞬間に。

彼を探してしまうんだ。

あれしたい、これしたい。

あれが見たい。

これが食べたい。

全部ね。彼としたいことなの。

なんかを見つけた時にね。

ふと連絡したくなるの。

自分の一方的な気持ちでしかないのに。

だから、ちゃんと現実には連絡しないのだけれども。


彼に、彼女と続いてほしかったのは。

悔しいからでもなんでもない。

ただ。

彼女のことを受け入れて、彼女と幸せそうにしてる彼を受け入れて。

それでも、あたしとたまに関係を持ってくれた彼に。

あたしは、安堵していたからだね。

この穏やかな日々が続けばいいな、だなんて。

普通とは違う穏やかを当たり前にして、慣れてきたから。

それがなくなるのが怖かっただけ。

もう彼と今まで通り続けられなくなるのが怖かっただけ。

続けてはいけないのに、往生際の悪いあたし。

もう少しだから。

あともう少し。

もう少しして、あなたがあたしを忘れるくらいに。

あたしもあなたを諦めるよ。

だから、どうかあなたがいつも笑っていてくれますように。

ひどいことをされたって。

あなたの笑顔も仕草も全部。

大好きで変わらなくて。

なんて馬鹿なんだろうね。




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