お久しぶりです、クリスマスです。
だからといって特にないトムコです。
ハロウィンレポ書いてるところでしたがちょっと…というかかなりへこむ出来事があってしばらく日記とか書ける状態じゃありませんでした。ごめんね。
東京から帰ってきて仕事に追われて、気付くと息子(猫)の背中に違和感が。
休みを待って近くの動物病院連れて行ってレントゲン撮ってもらって細胞取って診てもらうとどうやら悪性腫瘍じゃないかということで。
このまま切除手術も出来るけど骨にくっついているような状態なので取り切れない可能性もあり、できれば大学病院でCT検査したほうがいいですよ、と。
CTだけでも4,5万かかるんですがやっぱり意味のない手術するよりは、ということで行ってみようと予約取って1週間後に北大へ。
朝連れて行って、結局色々あって麻酔してCT撮ったのが夜だったんですが…。
悪性腫瘍、と聞いてまじかーと覚悟してたはずなんですけどね。
白黒画像を見ながら具体的に今後の話を聞いて、
余命宣告されたら、ね。
もうだめですね。
葬式でも泣いたことない私ですが。
ぼっろぼろでした。
犬と同じように猫にも1年に一回やるような予防接種があるんですが、
その副作用でね、稀に内部で炎症を起こす場合があるそうなんです。
その炎症から腫瘍が出来ると、何もないところから腫瘍が出来るよりも根っこが深くて、更にその中から何割かの確率で血管を通ってがん細胞が転移してしまうと。
私の子はその何割かで…肺に転移してしまってました。
肺の方はもうどうすることもできなんだそうです。
背中のこぶはこぶし大くらいになっていて。
放っておくとどんどん大きくなって皮膚が破れて中の死んだ細胞と液体状のものが出てしまい周りの物も汚れるし匂いもするし抱っこもできなくなるし痛みも伴うことになります。
切除することはできるけど入院も必要しなるし負担もかかる、またしばらくすると膨らんできてしまうし、その間にも肺のがん細胞は進行して呼吸困難になるまでどのくらい持つか…。
大体余命3か月。
この子の場合、成長のスピードから見てもかなりの悪性なので1か月持たないかもしれません。
そう言われました。
出来る治療は他に放射線治療。
でも『治す』治療ではなく『現状を維持する』ためのもの。
費用もかかるし毎週札幌まで連れて来なきゃならない。
もう治すことが出来ないので治療せずに過ごす、という選択肢もあります。
どうしますか?
そう訊かれた時にもう可哀そうで泣きそうで言葉が出なくて。
一緒に居た姉が質問していた間になんとか堪えて。
一番負担が少なく痛みだけは避けれるように放射線治療をお願いすることにしました。
そのまま入院して翌日からすぐに始めてもらうことにして、
ニケに会いに来ていた甥や姪たちのためにも帰る前に一度会わせてもらえますか?と訊くと、麻酔から覚めたばかりでまだぼんやりしてる子を連れてきてくれて。
もう誰もいないロビーで抱っこしながらぼろぼろ涙があふれて。
何もわからない子供たちがなんで泣いてるの?と訊いてくるんだけど訊かれると更に泣けるんだよね。大きい目で見てくる童顔のうちの子も、こんなに元気なのにって。
もう遅いのに気を遣ってくれたのか、しばらくしてから連れに来てくれた優しい感じの研修医のお兄さんに預けて、車で帰る間ずっと涙が止まらなくて。
家に着いても他の家族にどうだったの、って訊かれて説明する度にぼろぼろ。
部屋で一人でいても思い出すとぼろぼろ。
仕事に行っても作業しながら思い出すと泣きそうになってしまってほとんどしゃべらず。
終わり次第その足で父の車で迎えに行って。
連れ帰ってからはずっと私の部屋の奥に行って出てこなくなって水もご飯も食べなくて。
2日後に心配になって近くの病院で点滴してもらって。
できるだけ水はスポイトでこまめにあげるようにして、
ご飯も何か食べないかと試行錯誤してやっと鰹節を少し食べてくれた頃にはまた病院…
ストレスなんでしょうね。
1時間の車移動と病院と麻酔・治療。
1週空けたり病院でもできるだけ治療の時間以外は一緒にいるようにしてから少しは元気になりました。
当初は放射線治療の効果もどのくらいかなというところでしたが、
白血球の数も落ち着いて数値も安定してきたので効果はあったようです。(*´▽`*)
背中のこぶは副作用で痒みが出たり毛が抜けたりしてきましたが、ある程度以前と変わらないくらい元気になりました。
動きにくそうにはしてますが、
年越せないかもしれないと思ったあの日から1か月半。
クリスマスも過ぎて。
今日も一緒に隣で寝てくれてることが本当にうれしい。
それでも来年のクリスマスは過ごせないんだろうな…。
思いながら。
メリークリスマス、にゃんこ。