やっと、10年間溜め続けてきた今までの感情を、全て吐き出す事ができた。
やっぱり相手には何一つあたしの気持ちは汲み取ってもらえてなかったみたい。
でも今は、絶望というよりは清々しい。
あたし自身も力みすぎていたんだと思う。
仕事面でもそうだけど、何事にも肩の力を抜く事が必要なんだ。
決してそれは手抜きではなく、気持ちの適材適所なのだと。
『今の私は、神経質なほど人生を重んじて生きています。私のわがままになってしまうけれど、残りの人生を少しでも楽しく生きる為に、貴方と私では相乗していけないと判断しました。』
そう伝えた。
本人はやり直したいと言っていたけれど、私はやり直す希望さえ無くしてしまったからそれは不可能。
一度失ってしまった信頼や希望はそう簡単に戻らない。
それでも、子供の為に変わろうと思うのであればそれは受け入れようと答えた。
貴方自身が変わらなければ先に進めない。
それは理解してもらえたようで、これから少しずつ努力をしていくから見定めて欲しい、と言われた。
これからどう変わってくれるかはわからない。
子供に対して責任感があるのなら、変わるはず。
期待はしない。
それは、やって当たり前の事だから。
まだチャンスを与えるのは子供のため。
もう情はかけられない。
ここで一度お別れをしよう。
頭を冷やして、自分と向き合ってみよう。
それぞれが成長した先にまた意思が交わる事があれば、その時はまたよろしくね。
私自身も決心がついた。
これからが本当の再出発。
精一杯自分と向き合って、成長しながら生きていこう。
まだまだこれからだ。