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チョコくれチョコチョコチy(ry


飢えてます。駄目人間です。
前記事のその後です←


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シュラ「しかしすっげぇな…固まってねぇし、まだ何か臭いがしてるし…」
メノ「近付きたくねぇよ俺…」
リット「俺だって…」
一同『………』
メノ「……そうだ。リット、お前食えよ。お前宛てのプレゼントだしさ」
シュ「そうそう。それで万事解決だぜ」
リト「ふざけんな…いくら何でも死ぬぞこれ…!」
メノ「だァからそう言ってんだよ!元々そのつもりで作ってたんだし!」
シュ「怒らせたテメェが悪いんだろうが!責任取れ!」
リト「ちょ、押すな!離せ!」
メノ「って…ん?珍しく意見が合うじゃねーのノワールさん…」
シュ「あァ本当だなヴィヴァーチェさん…槍でも降るんじゃねーか…」
メノ「降っても全部リットに当たるさ…」
シュ「あーそりゃ安心だ…」
リト「お前等、眼、眼!焦点合ってねぇぞ!オイッ!臭いか!臭いにやられたのか!!」
シュ「あァン?何言ってんだ、至って正気だよ。まァ兎に角かっ食らって来いや…!」
メノ「テメェの事は人生の三分の一忘れないでいてやるよ…!」
リト「ちょ、まっ――オエ゙ッ――わ…悪かった、悪かったから…頼むストッ…――あああああああああ!!」


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この後、顔がチョコに付く寸前にシャロンが割って入って、リットは一命を取り留めましたとさ。
チョコ本当恐ろしいな^p^


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リト「ゲホッ…助かった…」
シャロン「あのチョコ――っぽいもの?――は俺が何とかするよ。あの二人も。大分やられてるからね…」
リト「…お前…うえっ…大丈夫なのかよ…」
シャ「うん。今自分の周りに浄化フィールド張ってるから」
リト「便利なこって…でもチョコどうやって処理するんだ?まさか食べっ…」
シャ「無理だから。あのチョコは小規模に殲滅魔術を発動して滅却する。…零級くらいの使っとくかなぁ」
リト「…物凄ェな…まぁでも、ありがとう」
シャ「いいえー。まーとにかくさ、きちんと謝ってきなよ。フィーネもやり過ぎだけどさ…ちょっと言い過ぎだし態度悪過ぎ」
リト「…分かった…そうする…」
シャ「でもそれで許してくれるかは別だけどねぇ」
リト「……ッ…まだ死にたくねぇよ…」





…結論は、女は怖いということで←
去年ミステイクでやったから今年はOVER〜の方でやらかしました。ごめんなさい。
…あ、去年って言っても日記もサイトも違ったんだっけ。
いやー…代わり映えしないなー…

魔のバレンタイン

ああ、日付変わった…
バレンタインデーに因んで頭の悪い話が出来上がりました。
OVER〜の方です。
キャラ崩壊してるしそもそもあの世界にバレンタインデーなんてないんだろうけど。
やってみたかったんだ!


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年に一度の貴重なイベントの一つに、バレンタインデーがある。
恋人が恋人にチョコレートに乗せた愛を贈る……というのが基本的なものだが、その日の為に、多くの人々が個人差はあれど財と時間を費やす。その目的は前述の通り恋人に愛を贈る為や、知人への日頃の感謝の為だったり、はたまた己の社会的地位の向上や、高価なお返し狙いだったりと、それこそ様々だ。
……時には悪意がその贈り物に紛れる事もある。
何にしても、様々な人が特別な日としている事には違いない。
当然ながら、そんな一大イベントの前日は準備のピークになる。
……とある街の郊外にある診療院の、そのまた隣の宿舎のような建物。その一階にあるキッチンにも、例に漏れずチョコレートを作ろうと佇む少女がいた。
この少女、名はフィーネという。普段から明るく振る舞い、逆境にも耐え抜いてきた彼女だが……今は、大事な贈り物を作る者にしては酷く沈鬱げな雰囲気を漂わせていた。彼女の特徴ともいえるもみ上げだけ長い銀色の短髪も、普段の光沢を放っていないように見える。明るいながらも深みのあるエメラルド色をした瞳も曇っていた。
その彼女の肩に、背後から手を置く者がいた。
「アルト…」
振り返った少女がその人物の名を呼ぶ。呼ばれた人物――アルトは空色の瞳に憂いを溜めながら、首を振った。
やめろ、と。思い直せ、と。
声が出ない彼女には、これが精一杯の行動だった。
それを困ったような笑みで受け止め、フィーネは肩の手をそっと除ける。
「駄目よ、止めても…もう決めた事だから…」
小さくはあったがはっきりと、決意を込めて言葉は紡がれた。その意思の強さにアルトの動きが止まる。諦めたように俯き、両手を胸元に寄せた。
それを確認してから、フィーネは前へと向き直った。
目の前の作業台の上には、幾つかのアイテムが並べられていた。まず、市販の板チョコ数枚とデコレーション用のお菓子。その隣には包丁やらボウルやら諸々の調理器具。そして更にその隣に……『危険』『劇薬』のマークが躍る茶色や白の瓶が数本、不自然極まりなく置かれていた。
「やってやろうじゃないの……」
低い低い声と共に、重く沈んでいたオーラが一気にドス黒いそれに変わる。
瞬間、彼女が咆哮した。
「あのハゲ!思い知るがいい!」
高速で手が動き、薬瓶の中身とバキバキに割った――いつの間に割ったのか分からないが――チョコレートをボウルにブチ込む。
…もぁん。
幾拍もなく、鼻がおかしくなりそうな臭いが部屋中に広がった。
「《やっぱり駄目!フィーネこのままじゃ殺人犯になっちゃう!》」
動かなくなっていたアルトが、激臭に耐えながらフィーネの前に字が書き殴られたメモ帳を突き出す。俯いて手を胸にやっていたのは、メモ帳に説得文を書く為だったらしい。ついでに口パクも加えて猛抗議をする。
「《傷口に塩を塗るとか、もっと簡単な復讐の仕方もあるじゃない!》」
……なかなか酷い止め方だが、なりふりなど構っていられないのだろう。恐らく。
それでもフィーネの手は止まらない。
「煩い!もうね、そんなんじゃ済まされないのよ!しかももうやったソレ!」
まさかの実行済だった。アルトの顔が驚愕に歪む。
対してフィーネの顔には憎悪の表情が浮かぶ。
「あいつの犯した数多の所業…そして私の料理の貶しよう…私の作る料理は殺人兵器より酷い・世界滅ぼす気か、だって……ええ下手くそですよ私は。そんな事分かってるっつーの…でもそこまで言うか普通……」
そこまで言って肩を小刻みに震わせる。
泣いている……訳ではない。地獄の底から響くような声音で笑っているのだ。
「ふふ、ふふふふふ…いーじゃないのその殺人兵器より凄いやつをあんたの胃袋にお見舞いしてやろーじゃないの…放射能出そうなやつとかね…!!」
「《やめてあなたなら本当にそういうのが作れそうだから!》」
もはや止めているのか貶しているのか分からない説得の仕方である。
「《大体どうやって食べさせるのよ!》」
「今晩奴の部屋に忍び込む!それで0時きっかりに突っ込むの!」
「《無理よ絶対返り討ちにされるわ!》」
「大丈夫!博士の所から超強力な睡眠薬を取ってきたから!無味無臭で後からじわじわ効いてくるの!あいつの料理にでも混ぜときゃ一発よ!」
「《でも眠っていたら食べられないんじゃないの!?》」
「奴の鼻からチューブ通して液状にしたものを流し込むわ!」
そう叫ぶ彼女の瞳はキラキラと狂気に輝いていた。
「………!!」
戦慄がアルトの背を駆け抜ける。
そうこうしている間にも、激臭は着実に濃くなっていた。容赦なく呼吸器を刺激し、体力を激減させる。
アルトは眩暈と吐き気によろけた。それでも踏張ってフィーネの肩を揺する。
「フィーネ、これ以上此処にいたら危険…!」
もはや字を書く事をせず――というか、もう出来ない状況に陥っていた――無声音で叫ぶ。
フィーネも顔が真っ青になっていた。額には脂汗が浮かんでいる。しかし、腕を止める気配はない。
「ま…負けるかああああ!!」
負ける負けないの問題ではない……とアルトは心中でツッコむが、それを表現する力はもう残っていなかった。
もう、限界だった。
ゆっくりと床に崩れ落ち、そのまま気を失う。
それに気付く事もなく、憑かれたかのようにフィーネは一心不乱にチョコレート……否、対個人用兵器を作り続けた。


……いち早く異臭に気付き、キッチンに直行した標的――リットが失神している二人を発見するのは、それから少し後の事であった。


《終われ》






…ひでぇ。
何だこの脳ミソプリン話。
どんだけ恨み買ってるんだよ主人公。
フィーネも半端ない怒り方だよ。
もう駄目ぽorz
因みに、この後事情を知った主人公君、少しは改心します。まぁ命の危機が迫ってたしね。流石にね。
…ハッピーバレンタイーン。
もう駄目ぽ(二回目)
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