スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

小説

 



だめだorz
ネタはあんのに文かけねぇorz


ディグレの最悪なネタ、
まぁまぁグロいのを考えついたのでちょろ書きます


続きを読む

一瞬の居眠り



足を滑らせて水に落ちる。

緑の生い茂る、山際の。
砂利で簡単に舗装された池の淵。
薄くそらのいろを反射する池は薄蒼く、けれど底深く頼りなく暗い。
小さな魚が波紋を作り、水草がそこらに伸びて、虫や蛙がそこかしこで鳴いている。砂利道は歩く度に長閑な空間を乱して響き、足の裏にごつごつした感触を与えた。
見慣れぬ景色。見知らぬ場所。
子供にとっては未知溢れるもので揚々と進む。何処に行くかなども知らない。
空はまだ高く明るい。日が暮れたら親が迎えに着てくれるから、それまで一人。思う存分に冒険ができるのだ。

だから。

小さくはない水の音が響いても聞き咎める者などいない。
滑らせて傾いた体は重力に従い落ちて行く。底の見えない池は見た目通りに深く、藻掻く子供は、まるで引き込まれるように、沈んでいった。伸ばされた手は何も掴めない。
助けて。その言葉は誰にも届くことはない。居るのは虫と蛙だけ。誰に届けというのだ。
次第に声も水の音も小さくなって、残るは風にそよぐ草葉の音だけ。
ぷかりと浮かんだ小さなスニーカー。その持ち主の姿は見えず。

異音は除かれ、野山にはまた、長閑なそれが広がるばかり。







という夢を見た。
本当はもうちょいホラーチック。
誰かが引きずり込むカンジだった。

文章スランプですorz


(`Д´)

 

投稿でエラーかまして、記事がないとかどういうことだ(`へ´#)
てゆかエムブロ!メンテ中の画面に犬のかんわえぇ画像つかうとかおまえ!GJ!





長野まゆみ氏の書く小説はベーコンとレタスが多いです。

好きですけどね、ベーコンとレタス。
てゆうか長野氏のベーコンとレタスっぽいところが好きなんだけれどね。


結構仮名や漢字に特徴があります。
モノによっては古文…書き下ろし、じゃねぇよ書き下し文にしか思えない。
漢字好きな俺の心の友です。初期にめんどくさがられた瑤玖のような、無駄に画数の多い名前とか本当にときめきます。しかし独特な世界観は時折理解できません。
でも好き。

いくつか読んできた中で、なんだっけ……海猫宿舎だっけ?多分?それがイチバン好きです。
問題を抱えた子供たちが不和を抱えたりしながらの生きていって…珍しくベーコンとレタスっぽくないような?
否、穿てばきっとベーコンレタス。

結構、描写を露骨に、そして緻密で艶めかしく書かれる方なので万一にも腐ってない人が見ると死んでしまうかもしれない。


耳が気になって眠れない。
ううん……寝返りうてないよ………






でも寝る。
明日もバイトだー!




続き持ってない!

 




新潮文庫 上橋菜穂子 著
精霊の守り人/闇の守り人/夢の守り人/虚空の旅人 以下続刊


読み終わりましたー。読み始めたのが日付が日曜に変わった時からで、長らくかけて4巻読了ー。



いずれも340〜380ページ程の、一話完結型のシリーズ物語です。
児童書というジャンルに括られてはおりますが、老若男女、どなたでも手に取れる、という読むべきであるような物語ではないでしょうか。
といいましても、児童書に括られながら意外にも情報量が多く、人の精神・感情に重きをおかれている面、そしてそれを言葉で表現しない部分も見受けられたのでなかなか、本当の児童には難しいかとも思われます。せめて中学生くらいになればひとりでも十分に楽しめるのではないでしょうか。

よくよく話に聞くことながら、大人にこそ読んでもらいたい物語が児童書にはある。
それは子供が1人で読むためではなく、大人が共に物語を辿り、共に考え成長する為の物語なのだろうと私は思います。


著者上橋氏は、読みやすい文章を紡がれますが軽いという訳ではありません。勿論、重要な部分に比重をかけることもありますが全体的に飾らない言葉で重くなく軽すぎないリズムで展開していきます。
目の前にあるものをそのままに映すといった言葉が酷くさっぱりとしていて好感が持てます。世界観も物語もどこか既視感を覚えることもありますが、仕方がないと言うものでしょう。
それよりも氏の作中に出てくる独特な言葉がまた、…厄介です。
簡潔な説明が作中にも扉の説明にも載っていますが、不思議な韻のようなものが、話の手綱を引いていて、例えばふたつを取り違えてしまえば全く違う話とも取れます。





眠くなったから寝る。
あとでつづきかく。

のこりはこてきのかなたと長野まゆみさんのとだから、明日守り人の続刊かってくるぞー!



戦争

 




いつかの話をしよう。
夢か現か、過去か未来か。


いつかの話を、しよう。












徴兵令の発布により一定年齢の男手が俄か軍人として家から姿を消した。
戦争が始まり、もう5年は経ったであろうか。まだ終焉の時は遠いらしい。
活気のあった町も空爆に怯え、苦しい生活は男手の消失により食べるものも十分ではなくなった。


愛国心、国を愛する心。
―-愛する国の為に死ね。
殉じぬ者は国民に非ず。
―-非国民は殺してしまえ。





「愛国心と命を懸けることの、その関連性が分かんないンだけど」

そうほざいたのは懲罰房から3日ぶりに出された新米軍人。新米と言うにもおこがましい、前途を断たれた哀れな青年。

「国の危機を命を懸けて守る。それが当然だ。関連も何もない。
…白田、罰は足りなかったか。口を慎め」

よろりとよろけながら「もー罰は十分でーす」と笑う声。いくら殴っても、こいつに堪えた様子はない。
衛之助は背後の靴音を聞きながら、胸の騒めきに蓋をする。

「こんなに国を疲弊させる戦争を続けることに―-…命を奪うことに、何か意味があるの?」
「…他国に我等が国の力、見せ付けてやらねば侮り嘗めてくるだろう」

苛々する。
戦争を続けるのは上からの命令だ。
全ては国の為。

「力は他者に恐怖を植え付ける。出る杭は打たれる。へらへら笑って列を乱さずいれば、こんなことにはならなかったんじゃないの?」
「我等に媚びへつらえと言うのか!」

屈辱。何故何坊やのようにてらいなく疑問を口にするその神経。

「そんなことは言ってないじゃん。ただ、本当に強いなら誇示せず騙して後ろから舌出して笑うっていう手だってあったよねって。強ければ、それが知られてしまえば身動きなんか取れなくなるよ。
それが、一番誰にも迷惑なんかかからないし自分に有利だったよねって」


―-…ああ、苛々する。






前の記事へ 次の記事へ