Elysion

ホントは寂しいの


ホントはもっと強く甘えたいだけ


もっともっと構ってほしいだけ




なのに…


すぐにひっかいちゃう


すぐに噛んじゃう……


すぐにあなたをキズつけてしまう





だから


捨てられちゃう…



どうして…


そんなに怒るの？


どうして僕を叱るの？


どうして僕をすぐに捨てちゃうの？


僕が可愛いくないから？


僕が素直じゃないから？




僕が…


イラナイカラ…？？







強く怒鳴って叱るんじゃなくて


強く抱きしめて



あったかい手で優しく撫でて…？




もうひっかいたりなんかしないから


僕を捨てないで…


僕を見捨てないで…


僕を


置いてかないで……


僕を


もう一度拾って…？






わがままで意地っ張りだけど


ホントはすごく泣き虫で寂しがり屋…


いつもあなたを困らせて必死に構ってもらおうとする




僕は甘えられない子猫


ずっとひとりぼっちで




にゃぁぁ…




と




ナイテル…

HELLBOY

「だって嫌なんだもの」


「私ね

ただ愛せないって

だけじゃないの

誰かに想われる事すら

苦痛なのよ」



勝手に想像されたり

勝手に傷付かれたり

勝手に失望されたり


貴方が私の写った写真を持っているってだけで

気持ちが悪いの



私の事はどうか

何も想わないでください

無関心でいてください

アンタは本当に僕の気持ち分かってる？
いや…分かろうとしてくれてる？

僕の辛さや苦しみは
そんな簡単に分かるようなもんじゃない

分かってないのに
そんな知ったような口叩くなよ

アンタは良いよね、幸せで
自分が楽しけりゃそれで良いんだもん

今にも泣き出しそうな空があった


まるであたしの心みたい


血を流して叫ぶ心は空より暗いのかもしれない



痛いって………苦しいって……



一生懸命叫ぶのにそれを隠そうとしている自分がいた


傷が癒えないまままた新しい傷が増えていく


そうして傷だらけになった心がまた叫ぶ



痛いって……助けてって………



それでもあたしは耳をふさぐ


瞳から溢れ出た雫を触って気づいたんだ


今あたしの頬に伝うこの雫は




心が流している血なんだと

どうしても駄目だったんだ

理由なんてわからないけど

嫌いなんじゃない


ただ

ただ怖かった？

いつの間にか触れられなくなっていた

だいすきだったはずなのに

大好きな筈なのに



それ以上に気持ちが悪い


君が触れた


瞬間

全身の温度がなくなるような感覚

一気に視界が歪んだ

目眩がひどい



それから事態は急速に悪化

触れない

怖い

気持ち悪い