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夏を消費しろとは言ったが秋来るのが早すぎるやろがい


(画像は好きなゲームのキャラ)

仕事とゲームをしていたら9月になっていた。
年々体感時間が加速していく……
今年の夏は空を見上げる回数もガンと減り、気付いたらセミの音も止み、
家の中で仕事してたら終わってしまったなあ。


◆東京のクリームソーダ 片岡 義男 www.amazon.co.jp


大学時代から恋焦がれている一冊。
中身は東京のレトロな街のワンカットとエッセイなんだけど、
大学生になって最初に図書館で読んだという経験も含めまだまだ愛している。
「いつかは新品を手元に」と思っていたんだけど、Amazonでも中古しか取り扱ってない。
いよいよ本屋で取り寄せるか……と考えつつ、
ハチャメチャに古い本なのでそもそも新品があるのかという話にもなってくる。

紙の本はめっきり買わなくなったけど、
電子書籍よりやっぱり手に取った時にワクワクするのは断然紙の本で、
いつの間にか「大事に手元に置いておきたい時は紙の本」と
自分の中でやたら「紙の本」が神聖化されてしまっている。

「東京のクリームソーダ」はまさに神聖化している紙の本のトップクラスで、
あのつやつやしたハードカバーの渋い表紙を、もう一度撫でてみたい。
できれば新品で。

図書館で借りて読んでる時点ですでに中古のものしか目にしたことはないけど、
やっぱり数百と読まれてきただけあって本自体もかなりレトロになってしまっていた。

もはや作品を閉じ込めた宝箱めいた扱いを本に行って、
大学生という楽しかった4年間と、素晴らしい作品集と、郷愁を誘うシンプルなエッセイなど、
数えだしたらキリがないほどノスタルジーバフがかかりまくっている。
おぞましいほどの思い出補正がかかって、記憶の中で思い出そうにも眩しくって見てられないのだ。

というわけで「東京のクリームソーダ」を手元に置きたい。
できれば新品で。


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