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現実に痛みを求め
痛みに耐えながらまだまだかと待ち続けて
これでもかというくらい
幾度なりと流し続け
枯れ果てたナニか
満たすものを求めさ迷い
また終わりのない輪廻に堕ちる
落ちても墜ちても



刻。

無情なほど時が流れるのは早過ぎて
君といた時間さえ
紅く染まってしまった
嘆く暇もなく去って逝く
自分だけ置いて
周りだけ一分一秒刻々と刻んで
僕はまだあの時のままでいたいと
目をつぶり時が過ぎるを拒み思ひ出の中
君を想った


とおりみち


とおりませう
とおりませう
ゆきもはなみち
もどるはしなみち

しゃんしゃんなくは
おくりうた
とおるみちさはいばらみち
さあさ
とおりゃんせ
とおりゃんせ


泳酔


螺旋をまわして
今にも消えそな顔して
俯いた君を水溜まりの空が見ている
あぁもう少し
時の人魚になれたなら
あぁもう少し
泳ぎなら繋いだ隙間

昨日を消し去るように今を生きて
今を忘れるように芽をつぶる
静かに静かに…



華雫


傾き罪に舞った華雫
夜に憐れ 邪れあい懐かしく泡はただと消え
華は漂うみなもに凛と墜ち
静に静に滑り歩く
誘う事もなく遊ぶ事もなく
ふと風が舞い散ると
紅い杯は意とも簡単に傾いた

雫は舞うように
慕うよう
華のように開く華片に露として滴る傷



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