何だろう、
身体の中心が言いようのない渦を描く

手を伸ばせば届く所にあるはずなのに
知りたくない、
聞きたくない、

手を延ばしたくない。


まるでギュッと拳を握ったままの赤ん坊みたいにずっと固まって動けない。
何をすれば良いか分からないから?
伸ばして届かなかった時が怖いから?
どれも何か違うんだ。

あーあーあー。

いつものあのマグマみたいな熱はどこ行った?もう目前まできてるのに。
あと一歩なんだよ。

ああ、
声が聞きたい。
話したい。
でも...
何を?


、この言いようのない
気持ちを受け止めてくれる?