話題:誕生日

28歳になりました。1年に1度のこの日をあたしはずっと待ちわびている。特になにかすることがあるわけでもなく、仕事して帰って家事して録画したの見ておわる毎日となんら変わらない1日なのに特別だと感じてしまうのは、むかしからお金のないわが家流の誕生日だけは祝うスタイルが影響している。いくつになっても根強くあたしのなかで、誕生日は特別な日となっている。家族には先週祝ってもらい、プレゼントをたくさん抱えて帰ってきたあたしを見て彼がおどろいていた。こういうとき姉弟多いといいよね。得したきもちになる。まあ、あげるのも多いから出費も多いけど。結婚してから妹の旦那さんもこの誕生日祝うスタイルに強制参加させられているのはちょっと可哀想、まあ内心どう思っているのかはわからないけれど、あげれば誕生日にみんながちゃんと返すのでマイナスになることはないと思うし。

世間には記念日やらイベントやらいろいろとあるけれど、あたしは誕生日だけを祝うスタイルでいいと思う。記憶力があまりないというか興味ないことをおぼえないというか記念日をおぼえられなくて、あたしと彼には記念日がない。つきあった日さえも互いにおぼえていなくて、なにか区切りがついたときを記念日にしようと言ったりしているくらい、大したことない日になっている。彼はあたし以上に無頓着ゆえ、あたしの誕生日さえ最初の数年おぼえなかった。そういうところが合うのかもしれないけど。

きょうくらいは、誕生日だからとケーキを買って帰るくらいのご褒美を。なにか誕生日プレゼントを自分にもと思ったけれど、意外とほしいものはその都度買っていたりしているからなかったり。高いからと諦めていた香水を買ったけれど、自分的予算は余っている。日ごろ、買うには勇気がいるものがほしくなるまでは保留にしておくことにした。大人になると自分でほしいものをいろいろと買えてしまうからプレゼントとしてほしいものがすぐに思い浮かばなくなるさみしさを感じながらもいくつになっても誕生日は特別でたのしい日であることはこの先も変わらないような気がする。

特になにか変わることもないけれど、28歳のあたしもよろしくお願いいたします。