誤解されたままだから
苦しいけれど言い訳するのも嫌だし
私....どうすればいい?

「ねぇりんちゃん?」
「....。」
「聞いてるの?」
「...うん。」

家のソファーで並んで座る私たち
いつもなら隙間がまったくないのに
今日は人ひとり座れるくらいあいてる

「まさか佐江が浮気されるなんてな」
「友達なんだってば」

さっきからこれの繰り返し
わたしも段々いらいらしてくる
普段チャラチャラしてる人に言われたこと
それと、私のことを信じてくれてないこと


「で、名前なんだっけあの男の」
「ゆってどーするの?」
「なに言えないの?」
「そーじゃないけど...」


ソファーを離れてキッチンに向かい
紅茶を持ってくる

「はい」
「なに、これで許してもらおうって?」

人の優しさをこのチャラ男は!
イライラ通りこして泣けてきた


「....ぐすんっ」
「!?」
「もう佐江ちゃんのばか..っ」
「りりりんちゃんっ?」


泣いたことに驚いたのか
あたふたしながら私のとこにきた

私だって泣きますよーだ。



「ねぇりんちゃんごめんね?」

泣くとすぐ謝る佐江ちゃん
これを狙って泣いたわけじゃないよ?
たぶん←

「...なにに対して謝ってるの?」
「怒りすぎたこと?
こっち向いてりんちゃん」
「ん」


そーやって言いなりになっちゃう
わたしもわたしだよね


「佐江ね?こんなに嫉妬深いと
思わなくていまもどーしていいか
わからなくてりんちゃんのこと
信じたいのと同時にむかついて
きちゃって...ほんとにごめん...」

「もう信じてくれた?」
「うん。ごめんなさい。」


そういうと、ぎゅーっ


「へへっ//りんちゃんの匂い〜♪」
「もぅ!私まだ怒ってるんだからね」

なーんてそんなの嘘
いつもと変わらない佐江ちゃんに
すごい安心してる...。




こんなにいつも君のこと好きなのに
どうしてそんなに疑ったりするの?
こんなにいつも君をみてるのに
笑顔でいたいのに