【あらすじ(amazon引用)】
夏目漱石の幻想的な短編小説集「夢十夜」がベテランから気鋭の若手まで10人の監督により完全映画化。
第1夜:実相寺昭雄監督:作家の百聞とその妻(小泉今日子)の時空を超えた愛の物語。
第2夜:市川崑監督:悟りを開くことができず苦悩する侍(うじきつよし)の運命。
第3夜:清水崇監督:漱石(堀部圭亮)がくずった息子をおんぶして散歩しているが、その背中にいるのは!
第4夜:清水厚監督:漱石(山本耕史)が思い出の町で体験した不思議な出来事。
第5夜:豊島圭介監督:夜中に目覚めた真砂子(市川実日子)の部屋に見知らぬ男と子供がいた。彼らは誰なのか?
第6夜:松尾スズキ監督:仁王像の頭を掘る運慶をみて感激した男(阿部サダヲ)は、仁王像彫りに挑戦する。
第7夜:天野喜孝、河原真明監督:孤独な旅人と少女の出会いを描いた3Dアニメ。
第8夜:山下敦弘:子どもが田んぼで見つけた巨大な生き物。そこから生まれる幻想。
第9夜:西川美和監督: 出征していった夫(ピエール瀧)のために息子とお百度参りをする妻(緒川たまき)の秘密。
第10夜:醜い女性を殺す美青年(松山ケンイチ)が謎の美女(本上まなみ)に連れられていった先は…。
ファンタジー、幻想、ミステリー、ホラー、コメディとバラエティ豊かな10作品。豪華キャストの競演も見逃せない。(斎藤 香)
「もう100年はたっていたんだな…」
夏目漱石の原作、「夢十夜」が大好きなのでずっと観てみたかった作品。
しかしそのぶん期待が大きすぎたのか、正直、うーん…でした(笑)
原作は、「こんな夢をみた」から始まる、短い夢のお話が十話続きます*
映画のユメ十夜は、様々な監督さんが集まって、1話1話を映画化したオムニバスです!
夢十夜は、夏目漱石からの謎掛けなんだそう(^^)
それから100年たった現代で、夏目漱石の謎掛けに対してそれぞれの答えをだした監督さん達の作品……。
夏目漱石と現代の監督のコラボというか、ね!
とてもおもしろい企画ですよね!
でも原作の夢十夜とその世界観が好きなだけに期待しすぎました!笑
第一夜:夢十夜の中で一番好きなのが第一夜なのです。
原作の夢十夜の第一夜は美しすぎます!あの美しさやばいです(>ω<)
貝殻で土を掘って死んだ恋人を埋めたり、
頭をたれた大きな白百合から滴が一粒落ちてきて、100年たったのだと気づくあの描写は惚れ惚れしちゃいます(*´`*)
けれどユメ十夜での映画化は少しイメージと違いました(>_<)
原作の第一夜が好きすぎて、あまりハイカラな解釈を挟まず忠実な雰囲気の映像化を期待しすぎていたのかもしれません…
オムニバスなので、お話ごとに好き嫌いが出るのは当たり前ですけどね*
小泉今日子さんはやはり最高でしたが!
第二夜:これはけっこう好きでした!おもしろい映像化だなぁと(^^)
イメージと大きく違うこともなく、こういう手法での映画化も第二夜にはいいなぁと*
うじきつよしさんが、いい味出し過ぎてて良かったです!
第三夜:第一夜と同じくらい期待してた第三夜はすごかったです!
よかった〜!怖かった〜!
さすがジャパニーズホラーの名匠、清水崇監督……笑
原作も不気味で怖いけど、映画化すごかった……こわいし!!笑
やっぱり作り方がお上手ですね……(ノω`)
万人受けしそうなホラーストーリー、分かりやすい解釈だったのではないかと*
第四夜:これも好みでした☆やはし、分かりやすいのが私は好みのようです……笑
時代風景やレトロな感じ、不思議な感じがマッチしていて、すごく"夢"らしいと思いました。
第五夜:これも怖っ…笑
でもあの人形……あのわざとらしい雰囲気はあえてなんだろうけど、追っかけてくるシーンは私は笑ってしまいました……笑
でもホラー的な恐さももちろんですが、
人付き合いにおいて隠している各個人の闇の部分が、露呈することのやるせなさ、という不気味さもありました……
これもけっこう好きな解釈だったかも。
第六夜:阿部サダヲさん……!!笑
これは笑えた(^^)
超・現代と昔の融合……これまたおもしろい設定ですね!笑
着物来たりチョンマゲしたような人達が、詳細キボンヌ!とか…笑
オチも笑えました(^^)!
なんだかちょっと息をつける作品が間にあってよかったです!笑
第七夜:これも期待してた作品(^^)
監督の一人の天野善孝さん好きなんです*
天野さんはFF(とくに初期)のキャラクターデザインを手がけている人です
天野さんの絵や色使いが好きなんです(*´`*)
でもアニメ化された天野さんの絵は初体験な私だったので、
動く天野さんの絵と、その美しさに感動でした
やっぱり天野さんのキャラはかっこいいし、デザイン素敵……
お話も好きでした*
第八夜:イラっとするほどわけのわからない作品……笑。(ごめんなさい)
わけがわからないような不思議系ドラマは苦手なんです……
しかもあの巨大生物も私が苦手な部類で……
気持ち悪すぎる……!!笑
第九夜:これもけっこうよかったです!子役が最高でした(^^)
西川美和さんは今注目されてる女監督さんですよね*
「ディア・ドクター」とかの……
にしても緒川たまきさん美し…(*´`*)
第十夜:松ケン…!笑
色男役ぴったりですね!
まぁまぁおもしろかったけど……とりあえず、しばらく豚丼食べたくなくなった……笑
お話によって好き嫌い別れたけれど、とりあえず観れてよかったです!
にしても、キャストが豪華すぎる…!夏目漱石原作ということと、この企画のおもしろさからでしょうか*