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神さまのいない日曜日T



アニメ化されるそうで...
ちらりと見たアニメのキャラデザが
あまり好きになれそうになかったので
小説を読むことにしました
アニメ、好きだけど小説のほうが
やっぱりすきなんだなあ

神さまがつくった世界
神さまに捨てられ終わりを失くして
終わってしまった世界
人は生まれなくなり、死ななくなった
肉体が生命活動を終えても
物理的に肉体が朽ちても死なない人間
しまいにゃゾンビみたいなもんになるってこと

そこに神さまが与えた「墓守」という存在
埋葬し、本当の死を与えてくれる

人間の尊厳、嘘と愛情、死の意味
生者と死者と墓守の世界のはなし
または女の子の成長の物語




西の善き魔女1




荻原規子さん!好きです...
今、RDGが売れてますね

しかし、こちらも名作です
高校生の時、学校の図書館で一気読みした思い出があります
そのときRDGはハードカバーで出始めた頃でした
懐かしい...

ううん、おもしろい
マズイ!どうすんだ!とか
ああ〜ツライ...とか一緒になって楽しめる
子供向けな部分も大いにあるだろうけど
いくつになっても心躍る冒険やロマンスのかけらが
たくさん詰まっています

おもしろいのが私たちが幼いころ寝物語に聞いた
童話が「異端」として抹消されていること
それは、なぜ?完全な創作世界でありながら
自分のよく知るものがキーとなっていることで
入りやすく、またその謎に俄然興味もわきますよ

神様のボート



この本はわたしの心の本棚の中に仲間入りしました

静かでいて非常に激しい恋のはなし
ありえない...って思いながらもあまりに美しい

夢の中で生きてるような母親と
現実を生きようとする娘
互いに理解しあえなくても
大切に思いあう愛し合う母娘

きっと草子は幸せだったろうと思います
わずらわしくても、理解できなくても
自分の子供時代は幸福だったというでしょう


母娘の物語として読むと家族愛や
子供の自立の物語になり、
離れ離れになった恋人を待ち続ける物語として読むと
美しいが狂気的な危ういラブ・ストーリーになる

文体も非常に読みやすく、それでいて言葉選びがうまい
綺麗で優しい、透明な文章です
なんの抵抗もなくスッと心に入ってきます



読んだ後、ほっと息を吐いても
現実に戻ってこれない
戻りたくない、もう少し余韻に浸っていたい
そんな気持ちにさせてくれました



ジョーカーゲーム



本のレビュー久しぶりです
ちまちま読んでるんですがね...

ジョーカーゲーム、前々から気になっていまして
まず表紙がかっこいい!
日本の軍服もなかなかいいと思います
そりゃヨーロッパに比べたら
華やかさには欠けるけど...

物語はスパイ養成学校を出たスパイたちの活躍
活躍といってもスパイ、派手な立ち回りはありません
だれの目から見ても自然な行動こそが真骨頂
静かに静かに日陰で働くスパイ達
まるで蜘蛛のように

スパイってこんな感じなのですね
ほんとにいるのかな〜

ラブコメ今昔



自衛官の恋の短編集
生き死にが見に迫る職種って
そう多くない世の中で
シビアな世界で生きる日本人の
恋模様は甘いけど苦い






私のおじさんも昔、自衛官だったの
すぐ辞めちゃったし
疎遠だからよく知らないけど
どんな生活だったのかしら

だらしない人だから
期待はしてないけど…

話すことあったら聞いてみたい
今までの奥さん(おじさんはバツ3)は
みんな一般の人だから物語みたいな話は
聞けないだろうなあ



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