2012/3/17 Sat 22:05
炉心融解<セブルスVer>

 
 
火明かり 蝋燭
暗闇 地下室 の 冷たさ
眠れない 午前二時
全てを 静寂が包む

飲み下す液体
焼け付くような胃の中
今までが嘘なら
本当に良かったのにな

奴の首を絞める夢を見た
光の溢れる昼下がり
君の細い声が奴を呼び
泣き出しそうな眼が僕を見た

紅蓮の炎にさ
飛び込んでみたいと 思う
真っ黒な 罪は
燃やされて消える

紅蓮の炎にさ
飛び込んでみたら そしたら
全てが償えるような気がして

この部屋の向こう側
階段を昇ってゆく音
陰り出した空が
地上の窓や 部屋に落ちる

薄暗い地下室
泣き出したような白の蝋
融けるように少しずつ
少しずつ死んでゆく世界

君に想い告げる夢を見た
春風に揺れる草花
潤う薄い唇から
零れる言葉は 聞こえない

光の世界にさ
踏み込んでみたいと 思う
真っ黒な 罪は
融かされて消える?

君の居た世界に
踏み込んでみたら
また昔みたいに
笑う君に 会える気がして

時計の秒針や
鼓動の鳴る音や
何が消えても 構わず世界は
回転し 僕らは呼吸する
アレグロ・アジテート
心音が 煩く 止まない
アレグロ・アジテート
心音が 煩く 止まない

誰もみんな消えてく夢を見た
真夜中の 闇の暗さと静寂が
虚無を訴えて
何かが 頬を伝い落ちる

緑色の瞳が
終焉に見えて そしたら
やっと全て終わり
消えていけるんだ

僕の居ない明日は
今よりずっと 素晴らしくて
全ての人々が笑い合う
きっと そんな世界だ
 
 


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