2012/3/17 Sat 22:06
悪ノ召使<ｾﾌﾞﾙｽVer>


<悪の王子>

君は純白 僕は漆黒
運命別つ哀れな二人
君を守るその為ならば
僕は悪にだってなってやる

期待の中僕らは入った
魔法を教える学び舎へ
組分けという 勝手な都合で
僕らの未来は 二つに裂けた

たとえ世界の全てが
君の敵になろうとも
僕が君を守るから
君は隣で笑っていて

君は獅子寮 僕は蛇寮
運命別つ悲しき儀式
君を守るその為ならば
僕は闇にだってなってやる

ﾎｸﾞｽﾞﾐｰﾄﾞへ出かけた時に
偶然見かけた二つの影
その楽しげな声と笑顔を
見て僕は 身を引きました

帝王に予言を告げた夜
残酷な裁きが下る
｢生き残った男の子｣
どうして？涙が止まらない
君は騎士団 僕は死喰い人
二人を別つ 狂おしき運命
｢今日のおやつは何かしら？｣
微笑む君は どこにも居ない

あれから長い月日が経ち
再び闇が君臨する
二重スパイの役目を続け
僕は今も君を想う
これが償いになるのなら
僕は全てを捧げよう
銀の雌鹿が居るかぎり
僕は何にも屈しない

僕は陰陽 君は太陽
けして交わることなき二つ
君の居ない世界はまるで
牢獄のように暗く冷たい

魔法を教える学び舎の
勇猛果敢な獅子寮を
主席で卒業していった
とても優しい僕の――

たとえ世界の全てが
僕を悪だと罵っても
必ず守り通すから
君と同じ瞳を持つ彼を

｢Look at me…｣

君は光明 僕は暗黒
運命別つ哀れな二人
君の愛を護れたのなら
僕は他に何も要らない

もしも生まれ変われるならば
もう一度僕に微笑んで
　
　


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ｂack ｎext

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