自宅の庭に生えてる樹に毎年桜ん坊っぽいような実が生ります。桜ん坊の品種を調べてみたけど判らず、とりあえず毎年穫れるのでこの時期はデザート代わりに食卓に並んでます。

妹に「これでジャム作って!」とせがまれてやってみました。
まずは種取り。気を抜くと皮しか残らないくらい小さいので種から身を削ぎ落とす感覚で1時間半、果肉のみで約400gです。

実が小さめなのでプレザーブスタイルにしました。「プレザーブスタイル」っていうのは果肉が潰れてなくてそのまま入ってるジャムの事です。
結局途中でふと気が変わって、半分だけ潰して煮崩して半プレザーブスタイルになっちゃいましたが←

普通はお砂糖を果肉の40%くらいの量にするんだけど、酸味が強い事を想定してやや多めにしました。果肉に半分だけお砂糖をかけて放置して浸透圧で水分が出るのを待ってから、果肉の7%のレモン果汁を入れて再弱火でひたすら煮込みます。
忠実に灰汁を取りつつ残り半分のお砂糖を投入、普通の桜ん坊と違って風味が薄いのでここで蜂蜜も入れてみました。

あとは好みの固さの少し手間まで煮詰めて、煮沸消毒した瓶に入れれば完成です。瓶はそのままでもいいんだけど、煮沸消毒して直後に伏せて乾かした瓶に入れると密閉出来て余計な菌が入らないので自家製ジャムでも半年くらいは保つんですよー。

実は私、食品系学科の高校を卒業したのでジャムは実習で習った記憶があります。高校ではお砂糖を60%入れたりペクチンを入れたり濃度を測ったり、と大分本格的にやってましたが家庭じゃまず出来ないですもんね。

簡単だったのでご近所何軒かにお裾分けして来ましたが、これがご近所中で好評みたいですヽ(o゚∀゚o)ノ
ジャムは煮詰める手間があるし買った方が早いし、って事で「手作り」の受けが良かったのかしら。

何よりほんの少し入れた蜂蜜がいい風味を出したらしくて、お砂糖どっさりなのにしつこくない仕上がりだそうです♪
果肉の色を鮮やかにしたり適度な固さにしたりする程度の拙い腕だけど、褒めて貰えると嬉しいですねぇ。高校時代の知識が役に立った1日でしたっ。

話題:今日作った料理・レシピ