こんばんは

なんだか、流産のことを書こうとすると体調が悪くなるので、まだまだちゃんと向き合えてないのかな...なんて、思います。

それでも、拍手で応援メッセージを頂いたり、たくさんの方々に読んで頂けているようで、とても励みになってます。

みなさん、本当にありがとうございます

相変わらず、日付を修正しながらの更新で申し訳ないのですが、お付き合い頂けると幸いです

では、本題にいかせて頂きます

話題:流産

28日の早朝に彼が来てくれたのに、とにかく眠たくて、イラつきながら文句を言って、でも来てくれたことが嬉しくて、それからすぐに眠ってしまいました

彼がいてくれたお陰なのか、ぐっすり眠ることができたのですが、目が覚めるとまだお腹は痛くて、遅めの朝食を食べて、午前中はずっとゴロゴロしてました

彼は元々、出勤の予定だったのですが、心配だからと職場の人に無理を言って1日お休みをもらったようで、でも出る気配がないから申し訳なくて、出なかったらどうしようかと不安で仕方ありませんでした

午後になって、彼が休みにしてもらう代わりに頼まれた仕事の用事を済ませて、かなり遅めのお昼を食べに出掛けたのですが、心なしか痛みが増してきて、なんか嫌な予感がしてトイレに行ってみると、鮮血になってました

ごめん、なんか...よくわかんないけど、夜までには出るかも...


なんて言って出ないかもだし、気分転換のために何か借りて帰ろうと近所のレンタルショップに行ったのですが、その頃にはお腹の痛みがかなり強くなってきてました

なんか、これが陣痛なのかなぁ...赤ちゃんが生きてなくても陣痛ってあるんだね

なんて、話ながら借りるDVDを選んでいたのですが、途中でどうしようもなく痛くなって、10代の頃にあった重い生理痛に似たような痛みで、痛くて立っていられなくなって、トイレに行ってみると、出血がまた少しあって、血の固まりのようなものもあったから出てしまったのかと驚いて、その固まりをテッシュでくるんで、急いで欲しかった本だけ買って帰りました

でも、駐車場に出た頃には本当に痛くて痛くて、ダメだ、ダメかもしれない、痛い痛い...なんて言いながらなんとか車に乗り込んだのですが、どうにもこうにも痛くて痛くて歩けなくて、アパートの階段も全然上れなくて、何度もしゃがみこみながら、でも、こんな所で産みたくない!!って意地で上りました

家に着いて、痛い痛い言いながらようやく布団に寝転んだ途端、痛みが本当に強くなって、なんだか直感で「出る」って気がして、トイレに駆け込んだんです

今までに感じたことのない本当に強い痛みの後に、何かが出た感覚がしたんです

ガチャガチャのカプセルくらいの大きさの塊がそこにはありました

「で、出たぁーー!出たよ!出た出た、携帯ちょうだい、病院に電話しなきゃ!」

病院に電話をかけると、出た塊はそのまま何かにくるんで、持ってきて欲しいとの事で、あとは絶対に自分で運転ぜず、必ず誰かに連れてきてもらって下さいと言われました

処置が必要なのかすぐに帰れるのか、全くわからなかったので、とりあえずたくさんのナプキンと携帯と充電器を持って病院へ向かいました

病院に着いてから気づいたのですが、あたし、診察券と保険証を忘れてたんです

そんなこと、今まで1度もないのによっぽど気が動転していたんでしょうね

なんとか、夜間の受付を済ませて待合室で待っていると看護師さんが車椅子を持ってきて

「えっ?あたし、大丈夫です、歩けます」

って言ったら「大丈夫でも、一応お願いします」と言われ、車椅子で診察室まで行きました

エコーで確認してもらうと「まだ少しだけ残りカスのような物が残っているけど、ほとんどキレイに出ていますね」と言われました

普段は、エコーのときに痛みなんてほとんどないのに、この時は本当に痛くて、痛い痛い言ってたら、気が付くと彼が手を握っていてくれました

診察の後に子宮伸縮剤をだしてもらって、拍子抜けするくらち思ったよりあっさり診察は終わってしまいました

もっと、精神的にも辛いと思っていたのですが、なんか喪失感のようなものはあまりなくて、どちらかと言うと達成感のような感じがすごくて、一仕事終えたような清々しいような気持ちで帰りました

それでも、ちゃんと健康に産んであげられなかったという罪悪感はありましたけどね

でも、自然排出だったから、こんな気持ちでいられたのだと思いますし、痛かったけど、ちゃんと自然に出てきたから、清々しいとさえ、思えたんだと思います

いつ出るかもわからない、いつ休むかもわからないそんな不確かな状況を受け入れてくれた、理解してくれた職場の上司や仲間たちには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです

たくさん迷惑をかけたのに、嫌な顔一つせず、むしろあたしの体と気持ちを心配してくれて、本当に良い環境で働かせてもらっていたのだと心のそこからそう思いました

彼は、痛がっているあたしを心配そうにおろおろしながら、それでもずっとそばで背中をさすったり、声をかけたり、手を握っていてくれて、あたしは当初、仕事を休んだことにすら文句を言ってしまったのに本当によくあたしを支えてくれていたように思います

気づけば、あたしの周りの人たちは、本当に温かい人たちばかりで、それに甘えられる環境があることが本当にありがたくて、嬉しくて、涙が溢れてきました。

こんなに辛い状況で、まさか嬉し涙が出てくるとは思いませんでしたけど、幸せなことですよね

本当にありがたいことです


では、また