今日の新聞は昨日の3周年を受けて、どこも昨日の記念式典の記事とか、天皇陛下のお言葉とか震災特集記事が満載です。
職場でもやはり震災の話とかいろいろしていました。
その中で聞いた話。
最近、常葉で東電を相手取った訴訟が始まっているのだそうです。
詳しい土地の名前とかは省略しますが、簡単に言ってしまうと福島原発から30〜32km圏内の人達が
「自分達にも賠償を!」
と訴えているのだとか。
…まあ、正直に言えば解らないでもありません。
機械的に地図の上だけで区切られた半径30kmと20kmの円が震災直後に決められた警戒区域と避難準備区域でした。
都路は全域避難になりましたが、常葉町は本当に一部だけが30km圏内にかかっています。
震災当時のブログにも書きましたがこの避難準備区域の方達は結局、殆どの方が避難はしなかったようです。子供連れの家族などがいくつか仮設住宅に移ったくらいで。
道一本向こうは避難準備区域として賠償され何百万と貰えて、高速道路は無料で使えて。
なにに、自分達は貰えない、と思うとプッツン来るのは解る気もします。
でも、それはどこかで線を引かなければならないことですから、ある意味仕方ないんじゃないかなあとも思います。
32kmまでは認められたら、では35kmまでの人はいいのか?
ということになります。
東電からの賠償金、私達が貰った4万と8万でさえ、白河以南は貰えない。
会津地方は貰えない。と結構もめました。
今は諦められているのかもしれませんが、まあ、お金の問題は簡単なものではありませんからね。
家族の様に暮らしてきた地域をお金で分断してしまう…。
他の被災地と違って地域が心も分断されてしまう。
まだ事情は聞きかじりでしかないので、今度ちゃんと調べてみますね。
でも東電は本当に罪作りです。