20日以後日記の更新がないのを心配してくれた友達から電話。
簡単に経緯を伝えた後は、音楽の話題で長話。
だって、この先どう転ぶか全く見えないんだから。
さっさと決めてくれよってんだ。
なのに、担当医と病院のケースワーカーと身元保証人とでないと、
今後の治療方針は話し合えないって。
マギーがOKしてるんだし、話を聞いても誰も責任は持てないだろうし、
待たされてる間に悪化したら病院を恨むぞ(笑)。
どっちみち、何があっても訴えないって書類にサインさせるんだろ?
それほど病院はマギーが怖い?
時々感じる。
この近辺の目の見えない人はおんぶにだっこ的人が多いなって。
盲導犬と歩いただけで周りが感動し、
感動された方も自分は飛び抜けてると勘違いしてる。
Twitter仲間でも関西時代の盲導犬ユーザーにもそんな人はいない。
福祉実践教室でも、先生も生徒も緊張してる。
生活について話す時は、目が見えなくて失敗した楽しい話をマギーはする。
打ち解けて貰うことがまず必要と考えるから。
目が見えないのにこんなことができてすごいなって思わないでよ。
マギーは忍者じゃないんだからね。
頼み事があれば素直に、けど重過ぎない程度に手伝って貰う。
それを信条にしてるだけ。
隣の市のガイドボランティアのミモザが言った。
「マギーちゃんは心は自立、行動は依頼タイプだね」
もしそれが皮肉でも気にしない、気にしない。
10時くらいまでそらは真っ黒で大雨。
その中を整形へ。
そこで驚くべき(は大袈裟かな?)事実を知らされた。
マギーの異常を先に見つけたのは整形の医師だった。
診察室に呼ばれて直ぐ、
「シナモン先生にはどう言われた?」
と尋ねられた。
「総合病院に連絡しといたけど」
そんな話何も聞かされなかったよ。
シナモン先生はまだ若いし、最初は付き添いのブーゲンビリアに話し掛けていたし、
とうとうマギーが痺れ切らせて、患者は私ですけど、と冗談めかして。
さて、これからシナモン先生にどう対処するかな?
整形を出たら、すっかり空は晴れていて、蝉の大合唱。
朝のあれは何だったんだろう?
と、ブーゲンビリアと騒ぎながら帰って来ました。
ジャジャジャジャーーン!
一昨日のMRI、昨日の宣告。
ご報告しますね。
肝臓に育てて来た赤ちゃん、独り立ちして良い時期が来ました。
そう、マギーって母親から離れる時が来ました。
詳細を取り決める為、診察の後に院内のケースワーカーとの面談。
今日はここまで。
だって、分かっているのはここまでだから。
何回か受けたMRIではただ寝てるだけで良かったんだけど、
一昨日のは思いも掛けず手惑いましたね。
検査技師の女性が優しかっただけでラッキーだったけどね。
ヘルニアがあるので長く同じ姿勢でいるのは辛いと話ししていたからか、
途中で休んで良いって、膝を曲げてリラックスできるチャンスをくれました。
困ったのは、補聴器を外して彼女の指示に従わなければならなかったこと。
これまでの別の病院では、指示がスピーカーから聞こえたんだけど。
で、彼女とした決め事は、彼女の声が聞こえたらまず息を吸う、
次の声で息を吐く、最後の声で息を止める。
30分で終わる所が、結局40分くらい掛かりました。
彼女の指示をマギーの耳元で繰り返す助手を就けるとか、
彼女の指示をスピーカーで流すとか、検討して欲しいと注文して置きました。
今回のMRIでは、造影剤を入れるので、事前に点滴がされました。
それを引き摺って台まで移動するのも苦労でしたね。
目が見えなくて心配するなら、点滴棒をマギーの代わりに移動させてよ。
心の中で笑って言いました。
最後に、呼吸を整える検査技師の指示は聞こえないのに、
あのピーピー、ドンドン、ブーブーはうるさいほど聞こえるんですよね(笑)。
ポットでお湯(正しくはお水)を沸かしています。
その音がひた降る雨音に似ています。
軽く冷房した部屋で、熱い緑茶を口にこれ書いています。
ハイビスカスのTシャツ、黒の短パン。
お風呂で手洗いした肌着を部屋干ししたら昼前寝します。
タオルケットを肩まで掛けて、後は読書します。
今日までのわがままなひとときを貪らせて下さい。
明後日にはマギーの決断が迫られます。