する予感はなかったよ。
例え私が君を抱きたいと思っていたとしても。




いつからだろう。
初対面の異性との今後をある程度予測できてしまったのは。

空気で感じる。
きっと今後、どこかのタイミングでセックスをするだろうと。
大概当たるんだけど、だからこそ思わぬ展開になった時はただただ、溺れる。

その一瞬でも私が相手を愛しているかなど
頭をかすりもしない。
恐らく、愛している。
真実でも偽りでもなく、それが事実として存在してる。



互いの鼓動に触れられる距離。
たまに言葉を交わして二人微笑む。
それ以外何もない。必要がない。



君に彼女がいるのかも知らないし、聞くのも野暮でしょ?
こんなやり方だから、知らず知らずのうちに他人の男に手を出しているのかも知れない。
仮にそうであったとしても、バレるようなお馬鹿さんとは遊ばない。そこは10代の頃から変わらない。



予想外だった君との日。
でもあたしの目に狂いはなかった。
触れる前から君の性癖には薄々勘づいていたものね。

おやすみbaby