自堕落なセックスでいいの
人を愛する気持ちなぞ
もうこの身体には持ち合わせてはいないのだから。




薄っすらと
ひたすらに
ただやり過ごす
この痛みの引き換えに壊れそうな程の快楽が待っている
私はそれを知っている

痛みでしか繋がれないの?なんて
君は嘘つきね
あたしはと言えば






やはり
他人のものに手を出すことが面白くってしようがないの
壊すつもりなんかないよ
だって
白日の下に晒されてしまえば
真実なんてそんなもんだって笑えるじゃない




あたしの身体を通り抜けて
汚した其れは
其の臭いは



罪悪感もクソもあったもんじゃないの
あたしにはそんなの必要ないから
始めから期待させて壊す

一番楽しいお遊戯よ
君もそうなんでしょう?
気づいていたの。
君は否定するだろうけど
あなたも充分こちら側の人間よ






夜が始まった