話題:どうしようも、ない。

2ヶ月たって、ふられたショックがやってきた馬鹿な私です。
どんなにふられるってわかってるっていう予防線を張っても、傷つかないわけないのにね。馬鹿な私。


なんだか周りが幸せラッシュで、その波に揉まれて自分が傷ついていることを自覚しました。
他の女の人と楽しそうに喋るKの姿が受け入れられなくて、本気で病んでました。
それでもやっぱり泣けなくて。Kを好きになってから、Kのことで泣けたことなくて。
帰り車で先輩に送ってもらいながら、そんな話をしました。

なな「もう意味わかんない。相手にとって私はただのどうでもいい取るに足らない人間なんだなって最近思うんです」

先輩「有り得ねぇだろ」

それでもぐちぐちと、思う気持ちは止められなくて。
好かれてない、どうでもいい人って繰り返してたら、先輩が呆れたように

先輩「お前はさ、自分の事をどうでもいいとか我が儘に付き合わせてるとか言って、自分を悪く言うことで自分を守ってるだけなんだよ。そんな防御で落ち込んで、なんの意味があるんだ。それでも泣けねぇってのはな、まだ自分の気持ちと向き合えてねぇんだよ」

なな「こんなにショック受けてるのに、まだ向き合いきれてないんですか、私は」

先輩「そうだよ。怒ったり投げやりになることで気持ち分散させて。ショックとか悲しいって気持ちから逃げてんだよ。相手に好かれてるっていうようなことを口にして自意識過剰だって思われることから逃げてるんだ。何が我儘だ。あんな奔放な奴がお前のために真剣になって色々考えてくれたんだぞ」

なな「でも、端から断るつもりだったんでしょ、あの人は」

先輩「違うね、あいつはお前と真剣に向き合ってた。お前のためにどうするか、必死に考えて俺に相談してきてたよ。お前だって色々思うことあるだろ。たまには相手を悪く言ったっていいんだよ、思うこと言ってみ?」

そこからは、勇気を出して色々なことを吐き出すのみでした。

なな「……文化祭の件に関しては、2年生にキレて無視するっていう楽な方に出たなって思ってむかつきました。Kがああいう態度とったら私はフォローするしかないのに。私だって怒ってるのに。私の気持ち考えたことあるのかって思った」

って言いながら、今までの分が流れ出るように涙が止まらなくなりました。
どんなに我慢しても止まらなくて、だらだらとただ、流れる涙を拭うのみ。

なな「恋愛のことだって…今までの経過を考えたら、ふられたのとか正直意味わかんないし!」

先輩「そうだろ?そうだよな。俺もいけるんじゃねぇかって思ったよ。ほら、思うこと沢山あるじゃん」

先輩は私の話に相槌を打ちながら、どんな話も全部真剣に聞いてくれました。
それから、今まで教えてくれなかったKの相談とかも教えてくれた。
どうやって返事したらいいかとか、本当に今までどおり接していいのかとか、そういうのも先輩に聞いてたらしい。「こんなに考えてくれてんだぞ」って。
最初は文句ばっかり言ってたけど、最終的には褒めちぎって終わるっていう。
でもどんな話でも涙は止まらなかった。
「あんなに好きだったんだから、ふられて今までみたいにあっけらかんとしてる方が異常だったんだ」って言われて変に納得。確かに。今までが逃げすぎだったんだなって。
本当、先輩にも周りにも何にも、感謝しかできない。ありがたい。
少し整理もついて、少し前を向けそう。Kとも、向き合えそうな気がする。
今は再アタックとか考えてないし、好きっていうのも曖昧だけど、どうなるかはこれからの話だから、ゆっくり向き合って、考えていきたいと思います。

馬鹿な私はいろんな人に支えられて生きてるんだね。