毒霧に侵された夜。

あかん
あかんわー




負けちゃ駄目だ。


堕ちたいなんて思う理由が無いだろう？





誘惑に負けちゃ駄目。

今を大切にしなきゃ。






わかってるんだよ。


でも





葛藤。





馬鹿だね。

煩い五月蝿いうるさい！


知らない関係無い私に言うな！






なんでこんなに苛々すんだろ
なんて事無い、いつもの風景じゃないか





思わず勢いだけで柱殴ってた。


手の甲なんて目立つところに
今は痣なんてつくれないのに。




寝てなくて、寝れなくて、それ以上に、苛々する。



今日は楽しみな筈なんだけどな。


嫌だな。

涙が溜まってる。

最近抜毛がひどい。
気がする。



自暴自棄に成っているのが分かる。



禿げたっていいよもうどうでもいい。



みたいな。

みたいな。






寂しいんだ無性に。

今、寂しいんだ。




自分の笑顔が悲しい。

泣いて笑うピエロみたい。



何かすげー大変なことが
って訳じゃないけど


すげー些細な事だけど



とても、寂しくなったんだ。


笑ってばかり居た自分が憎い。






好意を素直に伝える事にしよう。


冗談ぽく言っても本気とわかるように想いを込めよう。



言わなくても伝わってるだろうけど

今は言葉、行動っていうはっきりしたもので表したい。


とても、伝えたい。









私は餓えてる。


色恋よりも絆が欲しい。



相手を受け止めて、私を受け止めて貰う。




それを具体的にするのは難しい。

照れやら世間体やら面倒なものが沢山纏わりついてて
ちょっとやそっとじゃ中心に触れない。

届かない。






それなら、
少しずつで良い
私はほどいていく。


この気持ちが続く限り手を伸ばす。






私は、まだ弱いかな。

バイト終わってから
一緒にシフト入った子と一時間半くらいだらだらと話してました。

話してると一時間、二時間なんてあっと言う間ね！
仕事の一時間半はあんなにも長いのに…！



なんか蛇行しながら色々話したよ。


飲み会の事やらバイト仲間の事やら仕事の事やら。


鬱病が悪化して休んでた前の店長の話になって、
そん時に自分のこと


四年くらい引きこもってたとか

動けなくてずっと寝てたとか

今も月二で病院行ってて毎日薬飲んでるとか


話したんだけど

彼は初耳だったみたいでびっくりしてたよ。


「いやーそうは見えないなぁ…見かけによらないっすね」
って。


確かにね、最近は凹んでもすぐ持ち直すし

仕事には持ち込まないで自分なりにちゃんとやってるつもりだし

服は派手で変だし

耳にはバツバツピアス開いてるしね（笑）


そう見えないレベルにまでは上がれたんだろう。

未だに疲れはとれにくいし睡眠リズムがったがただけども（苦笑）



でも、彼が人間的にそう言うので引いたりしないだろうって思ったのも有るけど


私、最近色んな人に自分の事話してるなって。


怖くなくなった。


それは自分に自信が付いてきたからなのか

もう過去のことと思えるようになってきたからなのか

自分の事を知って欲しい人が増えたからなのかわからないけど。


その、全部なのかも知れないけれど。




隠す必要を感じなくなった。


そりゃ、明らかに合わない人には言わないよ。

言っちゃまずいなって人も居る。



でも、それも含めて自分なんだし


と言うより、それ無しでは私たりえないのだから。


長く付き合ってきたそれはもう私に組み込まれてる。

外部じゃ無い。

私自身の人生に、今の私を作ったもの。




無理に話さなきゃと思ってる訳でもない。

ただ、自然と出てくるのを止める理由も無い。






可哀想と思って欲しい

かまって欲しい

大事にして欲しい

特別視して欲しい

頑張ってるねって言って欲しい






そうは思われないだろうと言う自信が、今は、有る。


相手を信じるとか信じないとかじゃ無くて

今の私を見たら、そんな事考えてないってわかるでしょ？

って、ちょっと高慢な自信。




それで、良いのだと思う。

これで、良いのだと思う。


少なくとも、今の私はこれで楽しいのだから。




中学、高校の頃のそれぞれの話

友達や付き合ってた人の話

休みの日何してる？

今度いつ遊べる？





それらに答えれば


高校は中退して、それからずっと引きこもってた。

友達は大好きだったけど、高校行けなくなってから自然と疎遠になっちゃって今は殆ど付き合い無いね。

付き合ってた人は、私が出られなくてしんどくて別れた。

休みの日は、殆ど寝てる。
それか本読んでる。

休みは有るんだけど、疲れて寝ちゃうから調子良い時しか遊べないんだよね…ちょっと約束は出来ないかな。




日常なんだもの。

嘘つく事も無いし、素直に言った方が私は気が楽だ。


約束の問題なんかは未だに厄介だけど
それでもちゃんと理由を言えるようになった。




自分勝手な告白

自分が楽しければ良いのか


そう思う自分が居ないでもない。


でもみんな、私の周りの人は良い意味で私を軽く見てる。

私を必要以上に心配したり気遣ったりしない。

冗談に流してくれる。


それが私には有り難い。



私も私で冗談にする。

自分の失敗を笑える。

過去を笑える。


これは無理じゃ無いんだよ。

コミュニケーションが楽しいから。






理解の有る人ばかりじゃ無い。

でも、理解の無い人ばかりでも無い。



それぞれを見て、私を見てもらって
話して、笑って、わかっていく。


それが人間関係なのだと
最近やっと掴めたのかもしれない。




これからも凹んだり笑ったり楽しんだり泣いたりしながら

私はいきたいよ。

暑くてべたべたして単調でいやんなる。









なんてね
なんてね



言ってみただけ。





暑いけど
べたべたするけど

単調だなんて贅沢言えない。




そうしてるのは誰あろうこの私。




ぬるいこと言ってんじゃねぇ

ってな。




ぬるい私は思うわけです。