話題:病気



不思議の国のアリス症候群

昨日テレビでやってた



あたし小学生のときに病院でこう診断されて、今も症候群と一緒に生きてる

その時の病院の先生は偶然その名前を知ってたんだけど昨日のテレビでも言ってた通り、治し方がない


今まで、症状の話したらますます『コイツ頭可笑しいんじゃねえか?』って思われそうで嫌だったから言わなかったけど、書いてみる



人と話してたりとか、携帯見てたり文章読んでるとき(何かを見てるとき)に、その「もの」が2〜3m先にあるように見える

目の前で近くで話してる人が、いきなりすごい遠くにいるように見えちゃう。
でも声は普通に近くで聞こえる。

酷いときだと、その人の顔は3m先にあるのに足はめっちゃ目の前にあるように見える。

顔めっちゃちっちゃいのに手が10倍でかかったり



文章読んでるときは、1文字1文字がおっきくなったりちっちゃくなったり。文字が動く

気持ち悪い速度でバラバラに大きさが変わるからすごい気持ち悪いんだぁ

大きさが変わるだけじゃなくて、文字が移動したりもする


もっと酷いときだと、これ誰かに言ってもみんな苦笑いして話盛ってると思われるけど

文字が文字を食べちゃう


例えば、「さ」がうようよゆっくり移動して1行下の「た」ってとこに着いたらいきなりがぶがぶ食べ始めたり

すごいグロいんだよね…

でも文字はなくならないで、またそこには「た」がある。



普通に携帯から見えてる文字でも、いろんなとこから1文字だけ目の前に出て来たり


立体に見えることがあり得ないものが立体に見える





すごい怖いんだよね。

でもそうなったときに、人に言えないから必死で普通を貫き通さなきゃダメなの

でも言葉は少なくなるみたい


もう、なったときに人に言わないってことに慣れてるから「あ、またなった」って思うけど毎回すごい恐怖が襲ってくる



『目の前で座ってた人が5m先にいる』とか


かなり不安になって、無意識に手伸ばして確認してたり



音でもなる。


なんかダメな音楽?音?があって、それがガチャガチャ聞こえるとダメだわぁ。




ちっちゃい頃は、車で走ってるときにトンネル入るとなっちゃって
それは病院の先生に
「トンネル入る前に目を瞑って、
トンネル入って暗くなったらゆっくり目を開けて、
またトンネル出る前に目を瞑って、
明るくなったら目を開けて」
って言われてたから、それは徹底してた

びっくりして身体硬直しちゃうから




すごいつらいんだよなぁ




不思議の国のアリスの作者、ルイス・キャロルがこの病気で

この病気だったから『不思議の国のアリス』ってお話ができたんだって


だから、不思議の国はほんとにあるんだよ



あと樋口一葉だったか?が、不思議の国のアリス症候群なんだって!



ほんとありえない世界が見えるから、人に言っても信じてもらえないんだよね。

まさにファンタジーだもん



だから文章に残したんだろうね。



なんか同じ病気のアンさんっていう画家さんが出てたけど、ほんとあんな風になるもん


歩いてたって、立ち止まりたくもなる。


人混みが「ダメ」っていうのも分かる。

何かが調子悪いと、周りの人がエライことになる



アンさんのあの目

何が見えてるかわかるからつらい。怖い。




「不思議の国のアリス症候群」
って名前、ぜんぜん聞かない名前だけどきっと悩んでる人結構いるんじゃないかなぁ。



あたしもずっとこの病気に付き合っていかなきゃいけないんだろうなぁ


この先、治し方見つかったとしても薬ではないんだろうしー




名前はかわいらしいのに