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湯たんぽと私

寒いんです。

少し肌寒い6月のはじまりの日
(綺麗で眩しかった夕暮れ)

今夜は愛用の湯たんぽを久しぶりに復活させました
なんとなく板チョコに似ている気がするオレンジ色の

熱いお湯をたっぷりいれる作業がすでに懐かしく
思い出す冬の夜の匂い
(コポコポと溢れる音と白い湯気)


おなかにのっけて目を閉じていると

じんわり温まった血液が、体中にゆっくり流れていく

すみずみまで血管を通っていく熱
面白くて気持ちいい

気が付くと口が開いている
この感じが好きだ


体温が融合していく


お風呂の中でもよく感じるあの不思議な感じ


どこまでが自分の温かさか分からない
(あやふやになっていく私の輪郭)


一体になって浮いているようなあの感覚


安心して包まれる浮遊感


ああ

あれはきっと
子宮の中の思い出なんだろう


そんなことを
湯たんぽを抱えながら考えている

五月雨ブルース

いつしか梅雨がはじまってた
どんどん夏に近づいていく日々の中

春の短さに少しため息をつきながら

知らないうちに変わっていっちゃってさ
(お別れも言えないまま)

蒸し蒸しした空気を、
むせそうになりながら必死に吸い込んでいる
(焦るのは何故?)

万年五月病にも慣れてきたところです
どうもこんにちは


雨の季節は嬉しくて
少し胸の奥がじんじん痛くなるよ

眠ってるんだか起きてるんだか
夢の中なのか夢から醒めたのか

肝心なことがなんだったのか思い出せないふりをして


ブランコを漕いで漕いでもっと高く
(あの葉っぱに届くまで)

砂を触って
一粒一粒の集まりをじっと見る
(同じものはひとつもないっていう奇跡)

木に抱きついて許してもらうよ
息の仕方を忘れそうになりながら


忘れたいイヤなことが忘れられないのなら
どうせなら溶かして混ざり合いたい

忘れたくないことは大切に包んで
なくさないように
(胸の奥のほうに)


ほんとうのことなんて
いつだってよく分からないけれど

今日もただ
この空の下で息をしている

SPACESHIPS OF THE IMAGINATION

赤く塗れ!
とひらめく深夜

昨日の椿の花に似た赤いマニキュア

足の爪に椿の余韻を移す

爪先から入っていく熱

染まった
さっきとはもう違う景色

手にはピンクと紫を

散っていく桜を思い出しながら重ねる色
(桜貝も忘れずに)


ちょっとした集中と緊張感が面白いんです
久しぶりで指先が少し重い違和感も好きです
こんばんはおはようございます


マニキュアで気分が20%アップした!

こんな魔法をたくさん覚えたいものだ
(小さい頃の夢はおかしやさんと魔法使い)



そして

眠れない私は音楽で旅に出る

目を閉じて

ヘッドフォンから忍び込んで

静かに深く深く吸い込まれていく
(沈む浮かぶリズム)

閉じた瞼の裏側で目玉が動くのも忘れたら

少しの不安をゆったり導いて
音に身を任せる

ほらほら
脳内宇宙へぶらりと小旅行
(沈む浮かぶココロ)


「SPACESHIPS OF THE IMAGINATION」

宇宙船に乗り込んで

想像=創造

体の中の細胞から宇宙へ巡る果てしない流れ
(ヒントをつかむ)

音の魔法で鍵と扉を見つけて
いつか辿り着く宝のありか


冒険の旅はまだまだ続くよ



読んでくれた拍手をくれたあなた
どうもありがとう
こっそり喜んでます

かけらが逃げ出す

赤い赤い椿の花

道に落ちてるとドキっとするよ

コーヒーカップに入れてじっくりじっくり観察

「そんなに見ないで!」
って聞こえてくる位に


ゆっくり近づいて

真上から、黄色い粒々を堪能
(ちょっと息を吹きかけてみる)

横から、花びらの重なりと光沢を人差し指の先で撫でて
(真っ直ぐに伸びる白から黄色を包み込む赤)

斜めから、光と影の重なる場所を探す
(なぜだかよだれが出そうになる)

下から、花の首元の緑のグラデーションをつまんでめくる
(ゴクリ)

食べてしまいたい衝動!!

ムシャムシャムシャムシャムシャムシャ


やっぱり髪に挿してみた

いいなあ椿は
首だけになっても綺麗だ
美しいものを見るとよだれが出ますね
どうもこんばんは


昨日の木蓮は枯れてしまいました
最後の美しさを溢れさせて茶色くしおれていきました

けれどその姿も美しく

なかなか瓶から出せずにいます


朽ちていくこの瞬間

湧き出したこの瞬間


真夜中にあっけなく割れたグラス
透明水色のかけら

キッチンで白く光る
私はじっと見つめる

声も出さず突っ立って


ふと気付いて慌てて水を止める
(何十回か息をして)

新聞紙に包んでお別れ
心の中でありがとうとつぶやく

ひとつになった片方のグラスが
こっちを見ている気がした

割れないグラスが欲しくなった

けれどきっとまた私は


そして雨は降り続ける

一体どれだけの水が空から降ってくるんだろう

ふしぎ!
いつまでたっても雨のメカニズムが不思議でたまりません

地球すごいよすごいよ地球
もっともっと洗って
この世界を

雨大好きですが濡れるのは苦手です(特に足元)
気分は雨天決行なんです
おはようございます

瓶に挿したこぼれるように咲く木蓮
からしたたる柔らかい香り

雨の音をずっと聴く

意識して聴く

音楽がいらない夜

例のあのひととの思い出も反芻して満喫

妄想デートを楽しんでサヨナラ

ねえいつか月旅行に行ける日が来たら一緒に行こう
(戯言でも嬉しかったんだから行こうよ)


シッカロール
の甘い香りでほおずり
(一瞬でタイムスリップ)
おなかとくっついてくっついて
もう戻れないけれど
つながる繋がるいつだって

明るくなった曇り空から産まれ落ちる水を飲み干す

今日も雨だといいな
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