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「ちゃんとやんねん」「緊張なんかする意味がわからん」 「反復・継続・丁寧」(北信介)
脳梗塞
脳血栓と脳塞栓に大別される。
●脳血栓・・・血栓が形成されて、血管の内腔がだんだんと狭窄し、脳実質に血流が十分に供給されなくなり、その領域の脳が壊死して機能障害を起こす。
アテローム血栓性脳梗塞(主幹動脈に起きて大きな梗塞巣をきたす)とラクナ梗塞(細い動脈に起きて小梗塞を起こす)とがある。
●脳塞栓・・・心臓や頸動脈の内壁にできた血液凝結塊が塞栓(栓子)となって、脳を栄養する動脈を詰まらせるために起こる。
好発年齢
脳血栓:壮年、高齢者
脳塞栓:若年者もある
前駆症状としてのTIA
脳血栓:多い
脳塞栓:少ない
発症
脳血栓:安静時
脳塞栓:日中活動時
意識障害
脳血栓:ないこともある
脳塞栓:呈することもある
大脳皮質の障害による症状
脳血栓:少ない
脳塞栓:多い
梗塞の分布
脳血栓:アテローム;まだら、ラクナ;基底核部
脳塞栓:大きい
基礎疾患
脳血栓:HT、DM
脳塞栓:Af、MI
予防
脳血栓:抗血小板薬(アスピリン、チクロピジンなど)
脳塞栓:抗凝固薬(ワルファリン)
失語症
言語中枢の大部分は左側
運動失語(ブローカ失語) 他人の言葉を理解することは可能であるが、自分で話す言葉はスムーズでない。書字も不正確。前頭葉のブローカ中枢の障害で起こる。
感覚失語(ウェルニッケ失語) 発語量は多く流暢だが、意味不明であることが多く、他人の言っていることが理解できない。側頭葉のウェルニッケ中枢の障害で起こる。
脳梗塞
中大脳動脈(MCA)閉塞
臨床症状…反対側の失語(特に下肢<上肢)、感覚障害、反対側の同名性半盲、失語・失読(優位半球)、ゲルストマン症候群(優位半球頭頂部)
※同名性半盲…両眼の同じ側が見えなくなる症候のこと。
【治療】
<抗凝固薬>ワルファリンカリウム(ワーファリン)
<高血小板薬>アスピリン、塩酸チクロピジン
<基礎疾患の治療>高血圧、糖尿病、脂質異常症、不整脈
<リハビリテーション>
白湯→栄養剤→薬
●心筋梗塞
系 統 | 普通系 |