もう何年前になるでしょうか、12年程ですかね。

私が1・2巻を購入したのは8年くらい前になります。

作者はホスト部の葉鳥ビスコさん。

密林さんのオススメリストに入っていて驚きました。

続編、出ましたね。

実は、続きも出ないし手放そうと思って、本棚から紙袋へ移していたんです。

慌てて本棚に戻しました。笑

しかも発売日に買ってきたのですが、感想は今という…


こほん、さて。

こちらは千年を生きる吸血鬼の冬哉と、心臓が悪く余命少ない少女千雪の物語です。

千年を生きる彼には、血をもらう為にパートナーが必要なのですが。

パートナーとすれば同じ寿命を与えることになるという、将来不安すぎるもので。

パートナー不在の、貧血吸血鬼です。

一方ヒロインは、発作を起こして死にかけます。

それを彼は自らの血を与えるという行為で、延命させて。

高校生活が始まります。

そこで出会ったチャラ男は狼男の砂月でありまして。

彼は普通の人間になりたい訳で。

普通とは何か的なメッセージがあるのが1巻です。


2巻ではいきなり雪山で遭難シーンから始まります。

冬哉と砂月と闇丸と一緒です。

福引で当たったスキーツアー、お約束で洋館の話です。

時を止めた屋敷と、幽霊の女の子。

詳細は割愛。

次はイトコ(男)のターン。

千雪が好きすぎて非行に走って行きます ←

拘束とか監禁とか嫉妬とか。

まあずっと想っていたのに、ポットでの男に掻っ攫われていた訳ですからね。

なかなか可哀相な人です。


はい、そして最新刊!

どこか達観した様な保健室の女医さんの話からです。

彼女の後悔と、叫びと贖罪と。

もうひとつは、いじめられている同級生のお話です。

こちらには『コトヌシ』という妖怪?が絡みます。

ちょっと古文的で興味深かったですね。


とにかく、メッセージ性の強い作品です。

あと、主人公がおばちゃん気質なので面白い展開にもなります。

でも全体的にはしっとりしているので、そういうのが好きな方ならおススメです。

次巻で最終巻となるそうですよ。

はい、では〜