やあっと購入致しました、注文したのが昨日届きましたぁ!

愛蔵版、愛蔵版ですよ!

サイズがおっきいんですよ!

感動です!! ←


蛍火は、緑川先生の話の中で一番好きな物語でした。

涙が止まらなくて、何度も読み返してはまた泣いて。

ぎゅうっと胸を締め付けられる物語は大好きなんです。

他の短編だと、蛍火の杜へに収録されている『花唄流るる』、アツイヒビの『花の跡』も好きなんですがね。


さて、今回の愛蔵版に収録されております読切は『体温のかけら』『星も見えない』です。

今までの単行本に未収録の分ですね。

『星も見えない』は、2005年LaLaDX3月号掲載分なので読んだことがありました。

どこかで読んだなぁと単行本を探すも見当たらず、思い返してみれば月刊誌を買っていた時期があったんですよね。

LaLa、LaLaDX、LaLaSP.ザ・花とゆめ.ベツコミ.マーガレット.ASUKA.デザートetc...

3・4年買い続けてたでしょうか、今はもう単行本しか買わないんですけれど。

…自分のことはいいですね。


『体温のかけら』、こちらは2003年なので読んでいなかったです、小6ですし。

…意地悪な話でした。

あ、ネタバレ注意です。



幼なじみに彼女ができたのに、ヒロインは好きだと言って幼なじみに付きまとう。

けれどヒロインは諦めるんですね、今していることは自分達が経験した悲しみに繋がると教えられて。

でもそこで話は終わらず、様子のおかしな幼なじみに彼女は、どうしたのか聞くんですよ。

そうして彼女に謝って、駆け出す幼なじみ。

人の心の移ろいやすさ、変わりやすさを突き付けられた様で苦しかったです。


なんで人の気持ちは変わってしまうのだろう。

どうして目移りして、一度決めたことを覆してしまうのだろう。

そういった感情の変化に戸惑い、持て余す人たち。

一方は幸せで、でもわだかまりもあって、一方は悲しくて。

スッキリいかないお話でしたが、なかなか良かったです。


愛蔵版に収録されている蛍火の番外編の方は、

蛍を想ってあくせくするギン視点のお話です。

大切な人の為に何かしてあげたい、一緒にしたい。

そう思えど、遠い距離。

愛しくて、切ない。

(*´∪`)あぁ…蛍とギンは健在です。

良作ですよ〜