代替医療とは、現代医学には限界があるとして患者の自然治癒力に働きかける治療法の総称。ホメオパシーはその代表的存在で200年前から欧州に存在し、治療者によっては軽い頭痛から心臓病、癌などまで対応しています。


話題:医療の現状

 昨年10月に起こった事件の第一回答弁論が8/4に行われます。訴訟の注目点はビタミンK欠乏症予防として代替療法「ホメオパシー」の錠剤を女児に与え、ビタミンK2を与えなかった点です。


 日本助産師会のコメント
『ビタミンK2投与は当然行うべき基本的な処置。助産師はホメオパシーなど伝統医学や食事療法などを妊婦のケアに取り入れる人が多いが、極端に偏った考えの助産師がいたことを重く受け止めている


 何でもホメオパシー普及団体の中には、予防接種などを否定する傾向の団体もあり、日本助産師会の中でも懸念する声が上がっていたらしい…。
 今年2月には英国議会も科学的根拠に乏しいことを理由に保険適用の中止を求める報告書をだした。


 東大名誉教授のお言葉
『代替医療は「自然」「安全」と言った言葉で語られるが、治療効果の検証が不十分であり、医療従事者が提供すべき医療ではない