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愛してますか、愛されてますか



この世界に生を受けたあなたは、産声を上げられただろうか

そして、それを耳にした母は何を思うのだろうか

歓喜きまわって涙を流すだろうか
幸せだという笑顔だろうか
それとも、生まれてくれて「ありがとう」なのだろうか


そして、愛し愛され生きていけれるだろうか








*音楽を聴きながら、これが出てきた。
文章を見ての通り、初めて母になる女性と生まれてきた赤ちゃんをイメージにして、書きました。

幸村受け?



ある日の昼下がり。
秀吉の城で、いつもより賑やかな声が響いていた。


「嫌じゃ!幸村は、わしと同じ床で寝るんじゃ!」

「てめえ!我儘言ってんじゃねぇよ!俺だって、幸村と寝てぇよ!」

「孫市、お前が発言したらセクハラになるからな」

「それはまるで、自分が発言してもセクハラにはならないと、解釈してもよいのか?イカよ」


わぁわぁと騒ぐ中、なぜ政宗と孫市がいるのか。
奥州へ居候していた孫市が、幸村に会いたいと言いだし、仕事に追われていた政宗は、それに便乗し孫市に着いてきたのだ


「お二人が、わざわざ奥州からいらしたのですから、せっかく…」

「幸村!お前は、いつも政宗達に甘すぎる!」

「し、しかし…」

「よいか、幸村。お前は、自覚が足らないのだよ」


眉間に皺をよせ、幸村に説教を始めた
しかし、幸村は意図が分からず首を傾げるばかりだ







清幸2



ああ…また、だ。
このモヤモヤは、やはり。




可愛いジェラシー





「おや?鍛練もせず、こんな所で何してるんです?」

縁側に座って、何やら眺めている清正に声をかけた左近だったが、不機嫌だったらしく鋭い目付きで睨まれた
長年、戦に関わりそれなりに死と隣合わせをしてきたつもりだ。
だが、この睨みは左近をも震いにたたせた

「あんたには関係ない」

「……、ですよね」

見向きもしない清正に、何か気に障るような事をしただろうかと思い悩んでいると、左近の耳に楽しそうな明るい声が入った
左近が見たのは、半兵衛と戯れ合う幸村の姿が目に入った









*お題ボツ。
左近は、誰に対しても被害者でいいよ←

清幸1




「で、襲いかけたうえに大爆笑した代償が、それか」

「………………まぁな」


地面に座り、体の準備運動をする俺の頬は、今だにジンジンと痛み、幸さんに殴られた跡がまだ真っ赤だ
その話の下りを聞いていたこの島左近は、幸さんと幼い頃からの知り合いで、このサッカー部の顧問。必死に笑いを堪えているのは、無視しよう


「真田もよくこんなガキを居候させてるよな」

「うっせー。快く引き受けてくれた幸さんは、優しいさ」


なんて反論すれば、この男は「熱々だねぇ」と面白そうにからかってくる
こいつが、幸さんの元担任だと思いたくないぐらい、腹立たしい性格をしている


「ま、その優しい真田を取られないように、気を付けるんだな」


にやりと笑い、グラウンドへ向かう島の背中を見る
島の言うとおり、幸さんは優しい。だから、時々、幸さんが俺に対して優しさだけで付き合ってるんじゃないかって思うときがある


(あー…そう思いたくないのに。)


はぁ、とため息をはいて空を見上げた


(年の差って、案外高い壁だよな)


たった4歳違いなのに。
幸さんが、遠くに見えてしまう








*ボツになった清幸。

左近と幸村





忘れることは出来ない。









「いつまで泣いてんだ?」

…幸村。
低い声色で名を呼んだ彼を、幸村は涙目の瞳で捕らえた
その瞳は、虚ろで何も映されていないのは、明らかである。


「さこんどの…わた、しは…」


声も、以前のように覇気が無く戦場で見せる勇猛な武士の面影は、何処にもない


「幸村、もういい加減にしろ。お前の想い人なんて、この世にはいねぇ。まだ割り切れてないってなら、自害して死ねばいいじゃないか」


それが、お前の正しき道だと思えるのなら。
燐とした声に、静かな怒りも込められていた







すっと、一粒の涙が頬を伝った










*三成さんの死ネタで考えてた途中保存したままの小説でした
書く気力が出なかったというべきか←
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