初日

私であった証拠を残すために、書きます。

ガチガチに緊張していた私も、終わってしまえばただただ虚しいだけでした。

お客さま、ひとり。
優しそうなひとだった。
初めて口の中で精を受けた。

お金を貰ったときの、この虚しさはきっと忘れないだろうな。
お見送りをした後、どうしようもなく消えたくなった。ぼんやりと部屋で座っているのが苦痛だった。それだけ。おしまい。