戦争が「ショー」となっている世界で、パイロットとして戦闘機に乗る少年・少女達。
「キルドレ」と呼ばれる彼らは、思春期の姿のまま、年をとらない…
これは、永遠に生き続ける子供達の寓話。
「スカイ・クロラ」シリーズ、4作目
(宣伝ポスターから引用しました)
『クレィドゥ・ザ・スカイ』
Cradle the Sky
著者
森博嗣
発行者 中央公論新社
ISBN 978-4-12-003840-2
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
病院を抜け出し、基地にも戻らずフーコと二人でひたすら旅をする栗田。
記憶を失ったので、草薙や笹倉の事も当然ながら覚えていない彼は、もう飛行機には乗れないだろうと思っていた。
僕を撃った相良からキルドレの話を詳しく聞く。記憶障害が起こりやすく、特に男性に一生キルドレのままで、キルドレでなくなっても障害が残る事を聞いた。
自分の名前や空を飛んでいた時の事しか思い出せない僕は催眠術を受けたりする。
相良に実験台にされた僕は、キルドレでいる事を選ぶ。
今生きている草薙よりも、カンナミの方が草薙に似ているという新聞社のソマナカ。
草薙は今、ある基地の指揮官をしていると言う。
「あれは別人だ。見たところそれらしいのですが、全くの別人です」