久しぶりに聞いた
ちゃんと無表情でいられるようになったってことか
嘘を上手につけるようになったのも
ポーカーフェイスも、
いまさら覚えたって何の役にも立たないのに
複雑だった
望んだことだったのに
うれしくはなくて。
嫌い人をいないように、悪いことも言わないようにしたのはいつからだろう
ひとりでも平気だけれど、私はとても臆病だ
きっと誰かに好きになって欲しくて仕方ないのだろう
いつになったら大好きな人ができるのだろう
どうしてそんなに嬉々と語るの?
それは笑うところじゃないと思う
確かに刃の切れ味には惚れ惚れしてしまう
けれど、それとは別の話でしょう
何人も、何万人もの人がそれによって命を経ってしまったのに、それをあんな風に話してほしくない
実際に過去にあったことを面白おかしく話すのは私には信じられない、受け付けられない
そんなに軽いものじゃないはず
同意したあなたが、笑っていたのは知っている
それが一番、気持ちが悪かった
悪口を言う前に自分を見て
悪口を言っている人のまわりの空気は澱んでいるように感じるのです