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無意味・無音

肌に突き刺さる
-40℃の冷たい雨
傘を差しても
心に傘をさせなくて
止んでくれと叫んでも
小さい音は
この広い空に流れて消えるだけ
手を伸ばしても届くことのないあの雲
代わりの物を探し続けても
ただ虚しくなるだけ

心に浮かべた唯一の言葉
最愛の人が私にくれた
最初で最後のあの言葉

目を閉じても
瞼の裏に映るのは黒だけで
最愛の人が映ることはないのです

私に友と呼べるものはいなく
変わりにある物は
少量のアルコールと
潰れた煙草
一人で呟く「愛してる」
この音に意味はあるのか


毒を肺に送りこみ
偽りの安心感におぼれ
刹那で終わる安心感に脅え
骨のように痩せた指で
一人の夜を過ごすのか

足枷


蒿張る闇に脅え光を探す僕達は
辛苦の雨が降ろうと関係無かった。


隠し事は目に余る程あれど、その裏答も同量。
何故と訊かれても喉を詰まらせて心中もがく。
隠蔽しようにもしきれない僕は臆病者。


辛苦の雨の中置かれ
アナタの手を探してた
代わりに君を探した
血腥い傷を舐め合う獅子

君と居た辛苦の雨の中
僕と君はアナタを探した
僕は独りで足を動かすのが怖く
君を頼ってた臆病者

泣くにも哭けず啼かずとも声は届くだろうか。
この傷を残したアナタに
僕は唯一人。



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