桜徒然


6月29日 17:59 :日常
レファレンス協同データベース

話題:図書館



先週の木曜日は見計らい当番だったので朝から中央図書館へ出勤。
午後も、そのまま中央図書館で、国立国会図書館のレファレンス協同データベースの研修会だった。


レファレンス協同データベースというのは、国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースのこと。
レファレンス協同データベース事業は、公共図書館、大学図書館、専門図書館等におけるレファレンス事例、調べ方マニュアル、特別コレクションなどのデータを蓄積して、データをインターネットを通じて提供することにより、図書館などにおけるレファレンスサービスと、一般利用者の調査研究活動を支援することを目的としておこなわれている。


今まで、ウチの市では中央図書館だけが、このレファレンスデータベースの登録を行っていたのだけど、今年度からは各拠点館でも行うことになったのよね。
というわけで、それぞれの図書館のレファレンス担当職員の為の研修会に行ってきた。
データベースに登録するべきレファレンス事案はウチの図書館じゃ、そんなに多くはないんだけどね。1ヶ月に2〜3件くらいかな。
データベースの登録画面にログインして実際の入力作業をしてみたんだけど、調査過程と参考文献の記載がどうしても長くなってしまって、ちょっと面倒かも。


でも、このレファレンス協同データベースのサイトって、眺めているぶんには結構面白いんだよねぇ。
たとえば・……



「慶長遣欧使節一行が南仏サン・トロペで鼻紙で鼻をかんだ行為が珍しがられたというが、その事が書かれている文書について。又その時の鼻紙は存在するのか」

「大学の学年の呼称を通常は「1年生」「2年生」と呼ぶが、関西の大学は「1回生」「2回生」と呼ぶ。なぜそう呼ぶのか」

「ポケットティシュの歴史」

「尼崎在住の漫画家・尼子騒兵衛氏によるテレビアニメ「忍たま乱太郎」には、尼崎の地名にちなんだ忍者たちが多く登場しているが、実際に江戸時代の尼崎には忍者がいたのか?」

「くらげの水分を利用して化粧品として開発することが可能かどうか知りたい。」

「岐阜では喫茶店でコーヒーを頼むと朝ごはんまでついてくるモーニング文化があるが、なぜこのような文化が根付いたのか。また岐阜市は喫茶店の数が人口割合で一番多いと聞いたが、そういった統計はあるのか。」




全国の図書館で、こういうレファレンスを受けて、図書館員たちが、いろいろと頭を悩ませてるのね。
こういう記録を読むと、私も、もっとレファレンス技術を向上させなきゃなぁって思う。
頑張らなきゃね。






*上記のレファレンスの回答を知りたい方はレファレンス協同データベースのサイトをご覧くださいませ。




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