鏡の中の面影は 2年前と何も変わらず
離れた距離と時間だけ 君を想い 僕は枯れゆく

「ばかみたい」と君は言うだろう 流水音 静かに 響く
声にならない声あげて 崩れる 僕の心情を 察して

君が好きで こんなにも好きなのに 僕と言えば
答 示されてもなお想い続けて 抜け出せぬループ

部屋の中 伸びる長い影 変わっているのは住む街だけ
テーブルには酔った証たち 潤うには まだ足りず

灼熱の窓 すり抜けるように 夕日は空気読まず 差し込む
茜色に染まる部屋で 埋もれる どうかこの僕を 隠して

君が好きで こんなにも好きなのに 僕と言えば
答 示されてもなお想い続けて 抜け出せぬループ

どうか はやく 忘れたいと願って 彷徨いながら
灯 求めて 尊すぎる思い出 ソファに沈み込む

君が好きで こんなにも好きなのに 僕と言えば
答 示されてもなお想い続けて 抜け出せぬループ


お題:無限の向こう
@.HERTZ様 hertz.8.tool.ms