また高校時代の夢を見た。
友達なあの子に、好きだよと言われた。
友達だから困ると答えたら、今は友達でいいからと言われた。
でも、どんどん束縛されてって、身動き取れなくなっていって、とても苦しかった。
君にとってものあたしもそうだった?
それならとても嫌だっただろうな…。
「1番の友達」になりたかったんだ。
君の「1番」になりたかった。
他の誰でもない、君の1番に。
それが君を困らせてたんだね。
今更ながらそんなことに気付いても遅い、よね。
失う前に、気付けていたら。
そんな、たらればばかり。
高校時代の夢を見た。
君が部活前に抹茶と小豆のかき氷を食べてて、
生徒会に向かうために通りかかったあたしに
「きみも食べる?」と訊いてくれて、
嬉しくて「食べる!」と即答したら、
笑いながら分け合いっこしてた。
ふたつのコップに平等に分けてくれて、
小豆も細かく平等に分けてくれて。
「今日は部活何時まで?一緒に帰れるかな」
と訊いたら、
「いきなり後輩に呼び出されたから何時までか分かんないんだよね。終わり時間一緒だといいね」
なんて、他愛無い会話で笑いあってた。
でも、実際にはそんな思い出、無いんだけどね。
夢の中では幸せな君とあたしがいてくれて良かったな。
許されるなら、また夢で君に逢いたい。
友達として笑い合う2人に逢いたいよ。