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12巻を読んだ私はそれしか思えませんでした
臨也と静雄の最終決戦とか
セルティとか
色々大変な事になっていますが
私ははっきりいってその三人を心配していません
別に三人に興味が無い訳ではありません。純粋に彼らには救われる道があるからです
(臨也については、救われる気なんて無いのでそこは無視です)
静雄を理解して送り出してくれる人がいる
セルティを理解して求めてくれる人がいる
それだけかもしれませんが、それこそが救いの光になります
では、我らが帝人様にそんな人が居る?
はっきり言って居ません
正臣は帝人様を救おうとしていますが
何から救えば良いのか知りません
彼は現在の帝人様をさっぱり把握も理解もできてないです
幼なじみ故に正臣の帝人様への理解は子供時代の延長戦上にしかない
今、帝人様がどれだけ歪んで壊れているのか理解できないのです
だから、手を差し伸べられるタイミングで何もしなかった、できなかった
(むしろ現実を信じられなくって、都合のいい言い訳を口ずさみながら目を反らしたというのが正しいような気がします)
杏里も正臣とほぼ同じでしょう
逆に帝人様の現状を把握している人々には彼を救う気は欠片もありません
青葉や臨也は現状を肯定してます
893さん達はこれ以上暴走したら息の根を止めに来る可能性があります
帝人君に救いの道が見えません
救いの道がないのは別に帝人君の知り合いが皆冷血だからとか、自己中だからとかそう言いたい訳ではありません
(そもそも帝人様の自己中っぷりも大概ですし)
他キャラのアンチな訳でもありません
むしろ、当然の反応だと思います
一番厳しいことを書いたのは正臣ですけど、誰だって、昔は自分の後ろをくっついてきた幼なじみが敵対組織のリーダーやっていて、どうもその言動がキチってるなんて信じたくないでしょう
私だって正臣の立場なら同じ事をしたに違いありません
そもそも帝人様がこんな事になったのは彼のパーソナリティーが大きな原因です
彼の基本的な性格は
他者への憧憬
それに伴う低い自己評価
その癖、誇大妄想を抱きがち
理想主義者
完璧主義者
の五点でしょう
幼い頃は正臣というヒーローに憧れる無邪気な子供でした
身近で自分より色々できる兄貴分に憧れるのは正常な事です
正臣自身も問題となるような人間性の持ち主ではないですし
しかし正臣と突然別れてしまった帝人君は憧れの対象を失ってしまって、目標を失ったのでしょう
『正臣みたいになりたい』
という想いが家庭事情とはいえ正臣自身によって裏切られたダメージは帝人君にある先入観を与えてしまった
『自分の理想を体現するには全力でどんな事をしてでもしがみつかないと置いて行かれてしまう』
彼のこの後の行動原理はこれが根底にあると思われます
正臣の後の憧れとなった非日常に対する執着とかダラーズに対する異常なまでの愛着とかは、この行動原理によるものでしょう
まぁ非日常を憧れの対象にしてしまったのは、完全に普通の道から足を踏み外してますけど…
中学生という時期的なものかもしれませんし
【さよなら帝人先輩】の設定を正史とすれば、中学の時の帝人君にはファンタジーな世界が広がっていた訳ですから、それに執着するのも仕方ないかもしれません(本人が妄想だと思っているのは、リアリストというよりも、「僕みたいな凡人にこんなファンタジーが舞い降りる訳がない」と思いこんでいるからでしょう)
そんな帝人君が池袋に来た時点で彼の世界はますます歪みます
そうファンタジーの現実化です(セルティや静雄、罪歌。そしてダラーズ集会)
さらには臨也による後押し「非日常はすぐに飽きてしまう」
はたまた正臣の真実(黄巾族)
そんな諸々の刺激は帝人君にとって麻薬みたいなものでした
非日常というドラッグに浸りきった帝人君は拡大するダラーズに置いて行かれないように必死に頑張りました
頑張って頑張って頑張って、そしてダラーズ集会という成功に煽られて
ついには帝人様になってしまった訳です
ダラーズ最強論
ダラーズこそ絶対正義論
そんな子供じみた執着が、ブルスクという暴力装置を得て暴走してしまう
ダラーズ=正しい
ダラーズ=自分
つまり
自分=正しい
ここで帝人君の完璧主義理想主義が最悪な形で華開いてしまう
ダラーズ内の異分子粛正
もはやこの頃になると非日常ドラッグのジャンキーです
しかも末期の
徐々にラリってゆく帝人君
それは彼の行う攻撃方法の過激化が示していると思います
集団での脅し→ボールペン→着火→銃(?)
刺激の閾値があがってます
そして非日常という刺激への閾値もあがってます
8巻あたりから帝人様はセルティに感動しません
静雄に目を輝かせません
もう、ファンタジーな非日常は彼の日常に組み込まれてしまったのでしょう
さらには臨也という非日常的人間に対しても興味が薄れてきています
12巻時点において、帝人様に対して刺激を与えられるのはもう赤林さん位です
けれど、12巻後半で自分の命に対する薄い興味から考えると赤林さんへの恐怖もいずれ日常に呑み込んでしまうかもしれません
もう、そうなったら手がつけられません
ジャンキーの末路なんて最低なものです
自分も他人も傷つけてお終い
そんな終わりだけは止めて欲しい
麻薬中毒の治療はやっぱり麻薬からの隔離とメンタルケアが大事だと思います
非日常ジャンキーの帝人君にも同じ処置をしてあげてください
ただ、問題は帝人様は非日常を自家発電できてしまう事でしょう
メンタルケアがとっても大切に違いありません
もう誰に頼ればいいのか
誰なら救ってくれるのか
帝人君のハマった底なし沼が深すぎて手が届くのかさえわかりません
お願いです
お願いですから
帝人君を救って下さい
誰でもいいから
帝人君に手を差し伸べて下さい
唯一の希望は作者が成田先生だと言うこと
もしウロブッチーとかでしたら救われないまま終わってしまうでしょうが成田せんせーなら何とかしてくれるかもしれない
その為の正臣とろっちーの接触だと期待したいです
とか言いつつも
不幸な終わり方をしても帝人様が納得できる終わり方ならば私も納得するでしょう
そして、どんな終わり方でも業深い私は萌えるのでしょう