メールしながら、和食の鳥料理が自慢のお店に決めた。
当日は私が待ち合わせギリギリ1分前に到着
「セーフ?セーフ?」ゼェゼェ
「セーフww」
相変わらず服に頓着しないなー
相変わらず髪の毛わしゃわしゃだなー
って思って、昔からあまり変わってないところにクスッときた
しばらく会わないうちに身長は伸びたかも
ご飯屋さんに入ってからは、ちょっと昔の話とか、共通の友人の話とか、小説の話、映画の話、
些細な話なんだけど、ちょっとビックリするくらい盛り上がった。
私は小説は好きだけど凄く読書家ってわけでもないし、映画だってそんなに見たことがないのに
私が読んだ小説、観た映画は向こうは全部知ってたんだよね。
映画も小説も相当好きで、沢山見てきたみたい。
小説を書いてるとも言ってた
私は文章を書いたり何かを表現することがとても苦手だから、純粋に凄いなぁって思った。
それにしても、よく話すし、よく笑うようになったなぁ
大学に入ってから何があったんだ
というくらい表情豊かになってました。
中学の頃、家庭科室で塩舐めてたようなおもしろいエピソードを話すと
顔を両手で覆って俯いたり
凄く困った顔で苦笑してたり
その変化が面白くて、ちょっと意地悪なくらい昔の話をしてしまいました。
その後、ご飯屋さんであまりにも長居してしまったから、さすがに一旦ここを出ようと提案してみた
お互い話し足りないようでカフェに移動して話すことに。
移動途中で
「この後何か用事あったりする?」
って聞かれたから、素直に夕方からお母さんとスピッツのライブに行くと伝えたら
「えっ!俺も行きたい!!!」
だって。
チケットないよ。売り切りですよ。
その後カフェでは、ひたすらスピッツトークで盛り上がった。
向こうがバンドで好きなのはスピッツくらいだということ、
スピッツってキャッチーなメロディだけど歌詞を改めて読むと意味深なこと、
歌詞読んでると実は凄くカッコイイこと歌ってること、
あの歌詞がいい、このメロディがいい
スピッツファンがお互い周りにいないせいか、止まらない、止まらない
「「絵になるスマイルが僕にふりそそぐ」って歌詞があって、太陽みたいな、絵画みたいな笑顔が余程印象に残ったんだろうな」
こう言ったのを覚えてる。
本当に嬉しそうに話すから、
こんな顔見たことあったかな
あったとしても大分前のことだからやっぱり思い出せないな
そう思ってた。何度も思ったけど、本当によく笑うなぁって。
待ち合わせ時間近くなったから、「そろそろ行くね」って言ったけど
あんなに話したのにまだまだ話したくて、帰るのが少しもったいない気持ちがあった。
でもそこは勿論、スピッツのライブが優先。
お母さんとの待ち合わせ時間に少し遅れたけど、いい日でした。
帰ってから、また会おうってメールが来てたのか、こっちから送ったのかは忘れたけど
また会う約束をした。
予定がなかなか会わなくて、その次に会うのは1ヶ月半後になる。
その間、お正月に向こうから丁寧なあけおめメールがきて私はとても嬉しかった。
いつか、私から送るんじゃなくて、向こうからあけましておめでとうってメールが来たらいいなって希望が少し叶ったから。