心に凄く響いて涙が出そうになった言葉を載せてみようと思った。順不同。
『辛くても苦しくても、それでもずっと、笑っているんだ』
『どうか、彼を人間にしてあげて下さい』
『私たちは繋がっている』
『あの子は強いから、涙を流さない』
『涙を流さないんじゃない、流せないんだよ』
『死にそうなくらい辛いのに、どうして笑っていられるの』
『笑顔の裏に隠された感情を知る事』
『僕は笑って本心隠して、皆に嘘を吐いて騙して生きる』
『私は要らないから、どうか、この子たちだけにでも』
もっとたくさんある筈なのだが、こうして打ち出してみてみるとすぐに出てこないもどかしさ。
だがひとつだけ解ったことがある。自分は『笑顔』に弱いんだ。
笑顔って何だろう。
本当の心を隠すのに一番適しているのは笑顔。悲しみも、怒りも、全て隠して笑っていればきっと騙し通せる。
それでいて本当に嬉しいときにも笑顔。ややこしいこの表情は一体何の為にあるのだろうか。
辛くても笑うのは何故だろう。
僅かな希望の光が大きくなるのを期待して、未来を諦めずに想っているからなのか。
はたまた逆の考えで、全てに絶望しているからこそ、自身の終焉に自暴自棄になっているからなのか。若しくはその終焉を楽しもうとしているのか。
人の心理は様々なもので、故にその気持ちは本人にしかわからないものだと思う。
ずっと暗い中、座っていたんだ。
そしたら扉が開いて、手が現れてまるで『おいで』と言うように僕の手を握ろうとしていた。
最初は躊躇った。けど、その声は優しくて優しくて聞き覚えがあったから。
僕はその手を握り締めたんだ。
そしたら引っ張られて――
明るい空間に足を踏み入れれば、眩しくて最初は目を瞑ってしまったけど。
徐々に目を慣らして見たら、仲間達が笑顔で僕を迎えてくれていた。
僕は独りじゃないって、皆が教えてくれたんだ。
だから僕に二人は要らない。だって、もう寂しくなんかないのだから。
キミはゆっくりおやすみ、大事な大事なもう一人の僕。
向こうの世界で僕を見守っておくれ。
覚醒した士郎の、敦也への言葉。
もう敦也には会えないけれど、ずっと好きで居たい。
敦也は生きてて欲しかった。
姉トキと神トキの出逢いを考えていたのだが…
何故だ、何故思い出せない。何か大切なもの…それすらよく憶えていない。
………私も……勝たなくては。
行方不明になった姉を探して旅をしている少女。
ふとしたことがきっかけで姉と同じ名を持つ旅人と出逢い。
その旅人は、自分は『ヒト』ではないと言うに言えず黙ったまま。
勿論、少女の姉との関係も黙ったまま。
ある日、姉を最後に見たという空間で二人は姉の姿を見つける。
少女は歓喜、旅人は疑念。
『あいつは死んだ筈』とぽろり発言。
少女、それを聞き逃さずに振り向き見つめた。
少女は姉が既にこの世に居ないと言う事実を知らされて絶望。
姉の死を旅人から聞いてしまったことに更なる絶望。
けれどもまだ確証はないので、半信半疑の気持ちで旅を続ける。
姉の思い出に入り、思い出の姉に会う。
『あの人が私を殺したのよ』姉は妹にそう告げる。
少女の、旅人への確かな殺意。
『返して、私の身体』姉は続けて旅人に耳打ちする。
旅人はヒトでない。
身体は姉のもの、記憶は姉と神のもの、命は神のもの。
ヒトと神の中間、相容れぬ血を継ぐ存在。
それでも少女は姉の身体を取り返そうと、旅人に剣を向けるのだ。
という話を書きたくて仕方ない。