話題:ドラゴンクエストシリーズ
※この物語は、勇者パルたろの主観で進められています。
第二話
勇者として名を広げるため、デルカタールの街に来た。
しかし、街中でいきなり「ワイは勇者やでー!」とか言っても、ああ、イタい人だ、って思われるのがオチなので、役所の勇者センターで勇者免許でも貰うのが近道か?
ちょうどイイ具合に目の前に大きな役所(城)があったので、市長(王)にご挨拶がてら勇者の認定して貰おう!
ワイ、思考がキレてるぜ!
入口でちょっと止められたが、幼い頃から身に付けていた首飾りをチョチョイと見せたら、受付の若造がビビってどうぞと案内してくれる。
ふふん、コレはワイ、マジ勇者っぽいな!
そして王さんの間で王さんに案内され、首飾りと左手のアザを見せたら、王さんが多分交通課の課長と話して早速イシの村の下見に派遣してる。
おお、仕事早いな王さん!
観光地として観光客の増加に対応する為の交通網の整備、駐車場の確保は必須だからな!
したら、なんかいきなり「悪魔め!」とか言われて拘束されて地下牢に投獄された!?
何で何で!?どうなってんのコレ!?
そりゃ民家に無断で立ち入りツボやタルを割ったり、タンスを開けて服とかいただいたりしたが、そんな事で極悪人が幽閉されている最下層に入れられるっておかしくね!?
弁護士呼んでくれぇ!!
理不尽な扱いに牢屋内のツボを叩き割って抗議してたら、隣の牢屋の人に「うるさい」って言われた。
ヒエッ、この階に幽閉されてるのは極悪人らしいから、とりあえず大人しく黙っていたら、いきなりメシを持ってきた兵士を牢屋ごしに叩きのめした。
うわー、ヤベーよコイツと思ってたら、ワイの牢屋のカギも開いてくれた。
なにやら話を聞くと、予言で勇者を助ける運命で、今日脱出する所でワイが現れたらしい。
あ、そっち系のヤベー奴か。
でもこのまま弁護士を待っても相手は証拠を捏造、もしくは弁護士を買収して冤罪で閉じ込められそうなので、カミュと名乗るニキと一緒に脱獄する事に。
穴から抜けた水路には既に追っ手がいて、追っ手から逃げたと思ったらドラゴンに追われ、ドラゴンから逃げたと思ったら今度は絶壁の滝の脇で追っ手に追い詰められた。
ああ、ワイの人生これまでか…と諦めかけたその時、カミュニキが飛び降りよう!とか抜かしやがる!
いやいや、何メートルある思ってん!?言おうとしたが、勇者の加護があるだろとかワケわからん事を言い出し、やっぱヤベーコイツと思ったら滝壺に向かって突き飛ばされた!!
いやあぁぁぁ!!お助けえぇぇぇ……