せいしゅんのいちまい

 
17日に拍手を下さった方、講読者さん、ありがとうございます(*^_^*)!


先週、部活を引退しました。


このとき凄く悩んでいた校内発表が、最後の舞台でした。



演劇って、呆気ない。

これは例えば合唱コンクールなんかでも思うけど、演劇もそう。あんなに時間を掛けて仕上げて質を高めて、発表が終わるとあっという間に散ってしまって、はかない。

だからこそ、こんなに美しいのだと思う。儚いものは美しい。




練習で発表の2日前になってもまだ台詞間違えとか、上手く動けなくてきつく指摘されて。泣いちゃって。だって指摘されるのはいつもわたしだし、わたしが一番出来てないって自覚があったから。毎日遅くまでの練習に疲れて精神ずったぼろにされて帰ってきて。
辛かった。部活に行きたくなかったりもした。なんで主役のオーディションなんか受けちゃったんだろうってもっと簡単な役にすれば良かったって。演劇が嫌いになりそうだった。絶対こんなのもうやんないって思った。
きつく言われて、部長や副部はわたしのこと嫌いなんじゃないかとか、アホなこともチラリズム。嫌いじゃないってわかってたけど、ちょっとだけ、会うのが怖くなった。





でも、発表直前、部長は後輩には「もうきちゃったんだから今日は思いっきり楽しめ」って、わたしには「結俚は最後なんだから後悔すんなよ」って。
泣きそうになった。


発表は練習のなかで一番良い演技が出来たと思う。後悔は、ない。



終わるとたくさんの方から「良かったよー」とか、「可愛かった」とか「感動して泣いちゃった」とまで言ってくれる子いて、ああ、やって良かったなって。折れないで良かったって。部長や副部は、このためにきつく言ってくれたんだって。
本当に部長のお陰だと思う。
演劇が好きなまま終われた。またやりたいって思えた。



後悔はないけど部活終わったのは凄く寂しい。

みんな一緒に会うことは、もうないのかな。