大切なものを失った時、
その日を境に生活が一変してしまった人と、
パズルからピースが外れたように、なにか足りないのに周りは何も変わらない人では、
失ったものを想った時、どちらの方が淋しさに身を震えさせるのだろう。
なんて、答えのいらない問題を頭で繰り返す。
後者の方が淋しいと思うのは、私が後者だからなのだろうか。
今日、先生から話があって、
とっくに知っていた事実が教室に放たれた時、
情けなくも涙ぐんでしまった。
淋しいと、悲しいと、
誰かの胸の中で泣きたいと、
そんなことを思った。
あいつがいなくなってから、まだ泣いてないんだよ。
でも泣いたらあいつは、離れてしまうから。
言わなければよかったと(本当に、ね)、なかった事にしようとするから。
2ヶ月って、こんなにも長いんだ。