No Title

金で買える愛もあるよな
愛は金にはならないけど
とか、腐った性根で考え中
バレンタイン終わって
体調崩して死亡してる
やる気おきねー
給料大体病院代に消えるし
俺の免疫力……！
バレンタイン貰った
女の子かわいいマジかわいい
愛されるより愛したい



まぁ、嘘だけど

過労ストレスが限界値を突破して
遂に爆発しやがった
帯状疱疹真剣に痛過ぎて悶絶する
洋服擦れるだけで痛いとか死んでる
治るまで１ヶ月…
仕事どうすんだこれ…！

灰色の世界に、君だけが、居た。
動かした視界の中で
のし掛かる様な陰鬱な小雨を降らせながら、
灰色の空が横たわる。
手にした携帯を差し出して
灰色の彼女が俺に笑いかける。


忘れたの？汚いね
うん
捨てたの？狡いね
うん
傷付けたの？酷いね
うん
私の名前、覚えてる？
うん
呼んでよ
呼ばない
どうして？
呼びたくない
どうして？
呼べない
どうして？
俺には呼ぶ権利が無い
そうやっていつも君は狡いよ
知ってる、でも呼べない
みつ
だれ？
きみ
おれ？
捨てたの？
そう
逃げたの？
そう
みつ
なに？
君を消さないで


……ごめんな、りつ



『鶸ちゃん、ごはんー！』

俺を呼ぶ現実の声で夢から覚めた。
今更こんな夢。
もう元になんか戻らないのに。
終わった話。

大嫌いだよ

って笑いかけたら

お前はどんな顔で泣くのかな

お前の涙に口付けて

嘘だよって慰めさせて


嘘だよ

嘘だよ



本当はお前の事
好きじゃない
嫌いじゃない
どっちでもない



なぁ、ほらもっと
可愛く俺に泣いて見せて

真っ暗な俺の部屋で鳥籠に捕らえて
君の可愛いなき声を聞きたいんだ
愛してると鳴いて
俺だけだと啼いて
愛してと泣いて
与えられた喉を焼く蜂蜜の餌に
喉の渇きに俺が欲しいと喘いでみせて
首筋をなぞる指先の狂気に
潤んだ瞳を震わせて



俺がいないと生きていけない



そう、その小さな舌を絡ませて
俺の内側で囀ってよ