妊娠中の母親が象に襲われたことから、体が捻じれて生まれた子供ジョン・メリック(ジョン・ハート)。見世物小屋にしか居場所のない彼は興行主から虐待を受け、医師のフレデリック・トリーブス(アンソニー・ホプキンス)に預けられた。ロンドン病院に部屋を宛がわれ、人間らしい暮らしを始めるメリックだが、次第に人々の関心を引き始め―…。
善とは、悪とは、偽善とは。何が不幸で何が幸福なのか。観客に問う120分。
実話を元に構成されたヒューマンドラマ。


非常にいい映画でした。見て良かった。
良かれと思ってしたことが、いつの間にか“悪人”と嫌悪していた人々と同じ結果をもたらす。

「私は善人か、それとも悪人か」

私もその問いに答えられなかった。


この映画を見ている間、ずっとディズニー映画『ノートルダムの鐘』の一節を思い出していました。「誰が本当の怪物か」。

…だけど、きっとみんな怪物ではないのだ。
どんなに相手が忌々しいと思えても、そこにはきっと相手だけの問題ではない(教育・環境・触れ合った人々)長い年月の積み重ねがある。人生の結果がそこにあるのだ。
私たちはいつもそれを忘れてはいけない。それでも人間なのだ。



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