というわけで、昨日はダークナイトの先行上映を見てきましたやっぱり人が多かった。みんな期待してるんだなぁ!

映画はすごく、期待を裏切らない、むしろ期待以上の映画だった。こんな映画を作る人がいるなら、まだ世の中には期待が持てるって、思わせてくれるような。
ジョーカーはなんだかんだ言いながら、人に期待しているみたい。どこまでも失望しながら、それでもきっと諦めたくないんだ。反対にバットマンは、失望してそのまま諦めた。だから民衆に幻想を与えたんだわ。

「人々への希望を失わないで」

あの手紙を見ていたら、もっと違う選択ができたかも。
私なら手紙を渡すな。幻想を満たしても仕方ない。どこまで行っても、幻は幻だもの。
私は被験者の数パーセントのコントロール群にはなりたくないし、誰かをそうにもしたくない。与えられるなら、ありのままの本物がいいし、それでこそ愛せるよ。

でも、だからってバットマンが嫌いなわけじゃない。すごく素敵だった車からBORNしたバイクを最後の最後で脇に反らしたり、ビルの上で最後の最後でワイヤーを垂らしたり。彼にしかできない特別な選択じゃなくて、そういう些細なことが、とても魅力的だった。
彼の決断は愛してないからじゃない。愛しているからこそだわ。誰かを心から愛したいと思ったら、誰のことも大事にできなくちゃ。すべてを愛せないのに、たった一人を心からなんてできないもの。

バットマンは諦めなくていい。ゴッサムの人々には、もっともっと期待ができる。10分前にするべきことを、彼らはしたよ。だから彼らは、バットマンの期待を受けるだけの価値があるよ。

本当に良かった…。アクションも最高だし!やっぱりさすがのハリウッド。びっくりしたよ!
アクション映画は正直苦手なの。でもスクリーンで見ると、そのスケールの大きさに圧倒されて、すごかった!
印象に残ったのは

・飛行機から降りて戻る方法

・トラックでんぐり返し

・バイクがBORN!

シリーズ史上最高傑作の煽りに偽りなしっ