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ポストマン(ブライアン・ヘルゲランド)



大戦を経て無政府状態となった近未来のアメリカ。分断された国が一人の放浪者の手で繋がれる。
“HOPE”。絶望を希望に変えた男の物語。


ラズベリー賞を総ナメにした(笑)という噂からちょっと気が乗りませんでした。
…が、観終わってみるとかなりの良作。ラズベリー賞?何それおいしいの?

確かに前半だけ観ると良しか悪しかと問われれば悪しなんですが、ラストまで観ると前半あってこその感動があるんですよね。
ネイサンホルンのシーンはもっとコンパクトに纏めてもらえると嬉しいけど、最終的には感動したからいいかな!
これから観る方も、ネイサンホルンのシーンで疲れて止めちゃわずに、頑張って観てほしい。徐々に変わっていく世界に私は胸を打たれた。

「生きろ!手紙より命が大事だ」

「死んだら手紙も配達できないんだぞ!」

何度もフォード(ラレンズ・テイト)にそう語りかけたポストマン(ケビン・コスナー)。
その積み重ねの後に実を結んだ第8条。

「生きろ。そして活かせ」

本当に偉大な男とは、彼のような男なのだ。


今作ではラズベリー賞を席巻してしまったブライアン・ヘルゲランド氏ですが、これは仕方ないね。
彼は頭がいいから仕方ないけど、映画にしては情報量が多すぎるもの。観客も頭を使って見なくちゃいけないから、疲れてうんざりする人もいると思うの。正直私も彼の作品は頭を使うから疲れる。それが短所であり、長所なんだと思う。
彼が実力をセーブしてくれたり、周囲がフォローしてくれたり、こっちが彼の頭の良さについていければ、こんなにおもしろい映画はない。
頭の回転の速い人向けだね。あと調子のいいときに観ないと、疲れるから、休みの日にゆっくり観て下さい

あ、あと、一人でじっくり観ないと、物語がわからなくなって、だるくなって観るのめんどくなるから、友達や家族でワイワイ観るのはおすすめできない。
ぼんやり観てそれなりに楽しめるって映画じゃない。物語に引き込まれて、じっくり観てこそ良さがわかる映画です。


今回もヘルゲランド氏特有の言葉の仕掛けにぐっときた。

「虐殺だ!と叫び、戦いの犬を放つのだ」

「……シャイクスピアか」

うわあああああああああああ!!!!!!って感じですよ。久々に体が熱くなりました。
ヘルゲランド氏のセリフ使い最高ですよ。興奮します。いいです。
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系 統 キレイ目系
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