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10日目B




続きです。


先生達がいる部屋に入って、私の正面にはA先生が座りました。
点滴外したけど、張りは大丈夫?から始まって…

「今の愛実さんの状態を説明するね」と先生。


纏めると私は子宮頸管炎。
子宮頸管炎の場合、通常と比べて早産の可能性が4〜5倍。
万が一今豆太が産まれてしまったら、かなりの確率で脳に障害を持った赤ちゃんになってしまう。

入院時、子宮頸管炎が見つかって、一週間抗生物質を使ってみたけど水曜日の検査では良くならず、逆に悪化していた模様。
だから薬を替えて今飲んでる状態。

子宮頸管炎が良くならない限りは、切迫早産であるのは変わらない。
破水する可能性もある。
正直、退院したら危ない。
出来るならまだ入院してもらって様子を見たい。


…これが先生に言われたことです。


初めて図解をつけて詳しく説明して貰いました。
正直ショックでした。
炎症の原因は菌。
でも菌の原因は「持って産まれたもの」くらいしか聞けませんでした。

(後でネットで調べたら性病とか色々出てきました)


ショックでした。
毎日モニターつけても異常はないし、自覚する張りもそんなにないし、豆太は元気だし「大丈夫!なんとかなる!だから私は退院できる!」と信じ込んでいたから。
でも実際は、炎症が消えない限り早産の危険性も消えなくて、先週使っていた薬では対抗出来ずに悪化していたなんて…。

今早産したら豆太には障害が残ってしまうかもしれない。
お腹の中では元気なのに私のせいで早く出てきたら、一生苦しまないといけない。
なのに私はお金の事ばかり考えて、…。


A先生は支払いの話しもしてくれました。

・高額医療制度
・分割払い

それぞれ詳しく説明してくれました。
高額医療制度の申請は先日父さんがしてきてくれた筈。
分割払いは「出来ない」と聞いていたのでびっくりしました。

先生は「本当なら入院時に説明するべきだった。ごめんなさい」と言ってくれました。


私はなんか悔しくなって泣いてしまいました。
豆太は悪くない。入院にお金はかかると分かっていた。だけど周りの話しを聞けばきくほど不安になって、自分の子宮の状態を過信して退院したいとか我が儘を言っていた。
お金がないことで豆太に迷惑をかけてしまった。
下手したら豆太に障害を残してしまうかもしれない。
それが本当に辛くて辛くて…。
鼻水も涙も垂れ流し。
女性の先生が洗浄綿をくれました(凄く拭いにくかった…/笑)


泣きながら「赤ちゃんは悪くないのに…」と漏らすと、先生は「赤ちゃんは元気だよ」と言ってくれて更に泣きました。
私だ。私のせいだ。
今までの罰が当たったんだと思いました。


最後にA先生に「炎症が収まるまでは入院して頂きたい。いいですか?」と聞かれ、「宜しくお願い致します」と答えました。




こんな1日でした。
…なんて言うか、私にはどうする事も出来ません。
薬ちゃんと飲んでても炎症悪化してるとか言われてるし、お腹の張りは調整出来る訳じゃないし。
ただ病院生活に沿って規則正しく生活するしかありません。


何時まで入院か分からないし、お金をどうするか分からないし、不安ばかり。
だけど、具体的に自分の状態を聞けて良かったです。
調子が変わらないから退院出来るかも。出来るならした方が経済的に良いに決まってる!と思っていたけど、調子変わってない=良くない状態 だったんですよ。
本当どうしようもない。


不安は消えやしないですが、もう少し頑張ってみます。
コメントやメールの返信、落ち着いてからさせて下さい。
ごめんなさい。




話題:妊娠・妊婦


10日目A




続き。


回診も終わり、モニターを待つ時間。8時40分くらいに「面会が来てる」と呼び出しされました。
通常面会は15時からです(笑)
母さんも早めに来ますがそれでも早い!
まぁ、予想は出来ました(><)

面談室に行くと、相方の両親(!)
実は、相方に「明日父さん母さん行くかも」と聞いていたんです。
だからそうかなとは思ってましたが、やっぱり…。
正直朝一で会いたくはn…(笑)
髪の毛の事も言われそうでしたしねー


お父さんお母さんに今の状態を説明したり、相方の様子を聞いたりしました。
お母さんは相方に食べ物送ってるみたいなので、私より連絡とってるので(…)
そうやって話しをしていたら、私がさっき看護士さんに強いて言うなら嫌だな…と伝えた先生がやってきました。
名札を見てようやく名前が分かりました(笑)
やっぱり名前覚えておかないと、伝わらないんだと実感。


B先生としておきます。


「今看護士から話しは聞きました。退院に向けて方向を変えたいと思います。まず、点滴をとりますが良いですか?」

話しを聞けば、張り止めの点滴をとって、同じ薬の錠剤にするんだけど、点滴は錠剤の10倍の効き目があるから、急に点滴をやめることでお腹が張る可能性があるとの事。

怖いけど、私は正直に「お金が不安でたまらない。今が臨月ならいいけどまだ先が長いので金銭的に苦しくなるので、大丈夫なら点滴を外して退院に向かいたい」と伝えました。
先生は分かったよと言ってくれました。

詳しく話しを聞いて、点滴を取る事に不安がないかと聞かれ、体調も安定してるし、毎回モニター異常なしだし、「大丈夫です」と即答する私。
先生は後でまた詳しくお話するねと言って去っていきました。
変わりに看護士さんがやってきて、点滴を抜きますからと一旦部屋に戻る事になりました。


部屋で点滴を抜いてもらいました。
9日ぶりに自由な腕!
お腹が張り出したら直ぐ点滴をつけるから、点滴の根元は残しておきました。
同時に錠剤の薬を飲みました。


で、相方の両親の元に戻りました。
色々説明したお母さんには「なんぼお金心配でも入院してた方が安心だと思うけど…」と言われましたが、「あんたの息子が稼ぎ悪いから不安なんだよ!」とも言えず、「状態が安定してるみたいなので…」と弁解。
最後、お母さんからは食べたい物買いなさいとお金を頂き(><)、お父さんには髪の毛の色について文句を頂き(…)エレベーターまでお見送り。

次回会うまでに染め直さないとやばいです(笑/えない)
金髪じゃないのになぁ。面倒。


部屋に戻ってモニターつけてもらいました。
通常40分くらいで済むのに、豆太が逃げたのか心拍取れず2時間くらいかかりました。
元気だから良かったですが、点滴外した影響出てたらどうしようかと心配しました。


時間はかかりましたがモニターが終わり、昼ご飯。
自分が意志表示をしたことで話しが動き出した事が嬉しかった。
ご飯を食べ終わったら、母さんが面会に来てくれました。


母さんに今日の経過を伝えると「そんなに不安で入院してるなら、大丈夫となったら退院すればいい」と言われ、私は間違ってない!と調子に乗る私。
後々考えると駄目だな…本当(´・ω・`)


母さんを見送って、部屋で少しお昼寝。
暫くしたら、丸みを帯びた先生(A先生)が「今いいかい?」と声をかけてきました。
先生に連れられて同じフロアの個室に行きました。
そこにはB先生と知らない女性の先生がいました。


長くなるので、また続きます





話題:妊娠・妊婦


10日目




日付変わる前、入院10日目。
今日は色々ありました。


まず、前記事で宣言通り、自分の意志を出してみました。

朝の検温の時。
看護士さんに「相談したい事があるんですが、どなたにすれば良いでしょうか」と言ってみました。
一瞬看護士さんは、きょとんとしてましたが、私が「体調が良いならなるべく早く退院したいです…」とストレートに言いました。
「何か嫌な事でもあった?」と聞かれ、「不安な事があって…」と答えると、後で先生にお話する時間作って貰えるように話してみる と言ってくれました。

一応回診の時にも先生に伝えてみて、と言われました。
一歩前進!
アドバイスを下さった同室の方々も「言えたね」と喜んでくれました。


でも、回診は悪く言えば流れ作業。
5、6人の先生がずらずら歩いて一人一人と話していきますが、自分から話しを切り出す隙がある訳ありません。
回診の中心にいる先生に「お変わりありませんか?」と聞かれて、「元気です」と答えるのが精一杯。
顔が強張っていたのか、先生に「眠れてますか?」と聞かれ、素直に「うなされます」と答えました。
実は考え過ぎたのか、一昨日の夜、うなされていたんですよ(笑)

睡眠薬を増やすことも出来るからね とだけお話して、回診終了。
看護士さんに言った通りには言えず終い。
でも、まぁモニターの時やナースステーションまで行って先生や看護士さんに伝えてみようと考えてた私。


そう言えば、最初看護士さんに「お話する先生で嫌な先生とかいる?」と聞かれてました。
特別嫌な先生の名前や顔は浮かばなかったのですが、強いて言うなら…って感じで一度回診の時、いやぁーな感じがした先生(名前は知らない)の特徴を伝えておきました(笑)
希望も特にありませんでしたが、妊婦健診で3回お世話になって、緊急入院の指示を出した先生(名前が分からず、丸みを帯びた先生 と私は影でよんでる/失礼)が一番お話した事あります。と伝えてみました。


病院って話す先生の希望も出せるんですね。
びっくりしました(´`)
色々な先生がいるもんなぁ。


長くなるので続きます。




話題:妊娠・妊婦


9日目




日付変わる前、入院9日目。

今日から26週に入ったので、モニターに豆太の心拍を計る機械も加わりました。
心地良いから眠くなる(笑)


周りがどんどん退院していきます。
勿論皆さんそれぞれ症状が違い、私なんかよりもっともっと長い間入院をしてきた方ばかり。
だから仕方のない事ではありますが、やっぱり羨ましいと感じてしまいます。

先日まで同室だった出産予定日一緒の方も昨日退院だったらしく、退院が決まってから部屋に顔を出してくれました。
しかもテレビカード2枚下さいました(><)
1枚は中途半端らしいですが、もう1枚は新品。
テレビカードでテレビも冷蔵庫も動かすんで、すっっごく助かります!
今は自分で買ったカードケチって、冷蔵庫2日に一回しか使わなかったもん(苦笑)
テレビも見てないし。
本当に有り難いです。


その出産予定日一緒の方もですが、明日退院する同室の方も色々話しを聞いて下さったりして、正直その方が退院するのが寂しいです(ノ△T)
でもその方の場合は退院じゃなく転院なのであまり喜ばしくないかも知れませんが…。


私は今の所、同室の方達に恵まれてるようで助かってます。
そりゃあ社交辞令が面倒臭かったり、会話に加わるのが面倒臭い時はあらますが、基本みなさん良い方です。
そんな方達に揃って言われるのが「自己主張しなさい」の言葉。


自覚する程、私は自己主張が下手なんです…。
前にも書きましたが、先生や看護士さんに聞きたい事を聞けない。話しかけるのに勇気がいる…など、ただ話し掛ければ良いだけなのに葛藤してしまう。
それで結局なあなあになって、治療方針とか訳分からないまま入院してんじゃないの?
と言われました。

確かに周りで早く退院出来た方の多くが、自分から先生や看護士さんに「早く退院したいです」と冗談混じりにでも意志を出してました。
だからと言って退院が早まるのは状態によると思いますが、言う事によって先生は「この人は退院したいんだ。」と思えます。
そしたら様子見、様子見、よりも退院に向けた治療に変えてくれるかも知れない。


お金の不安については前記事で書いたので省略します。が、私はやっぱり退院したいです。
幸い水曜日の検査では子宮頸管も良く、豆太も問題がないらしいので、あとは私の細菌…(・_・;)
それが引っかかったらどうしようもないですが、取りあえず、24時間点滴を錠剤に変えれないか聞いてみたい。


朝の回診の時、若い先生が「点滴ではなくて錠剤で対応出来ませんか?」と他の先生に聞いてたんです。
そしたら聞かれた先生は、うーんとかうなって、「取りあえず様子見」の答え。
取りあえず様子見、だから可能性は高いよね?

どの道、週明けじゃないと話しは進まないと思いますが…タイミングがあれば、今日から積極的に聞いてみます。
じゃないと何時までも何時までも入院になってしまいそう。


そりゃあ豆太に何かある
とかなら別ですが、問題なのは私の方だし、自宅安静でも対応出来そうなニュアンスだったし…。


早く帰りたい。早く帰らなきゃ。
安静にして検査結果良いもの出して、先生や看護士さんに自己主張して、早く退院してやる。




話題:妊娠・妊婦


現実




急激に帰りたくなった。

きっかけは入院初日から引っかかっていた入院費。
「高いだろうな…」と覚悟してるつもりだったけど、明日退院する同室の方の支払い金額を聞いて現実を知った。

その方は1ヶ月と10日。
で、その金額。
すみません、一応金額は伏せます。


特別何かした訳ではないそうだから、私みたいに24時間点滴+精神科も加わったらとんでもない金額になるんじゃないだろうか。


怖い。怖すぎる。
入院費は風俗で貯めた私の微々たる貯金から出すつもりだけど…(生活費から出せる見込みがない)
今後を考えたらそんな一気に使ってられないよ…。
まだお産だって先だし、産めば良いって物じゃないし…。


大学病院って高いんですね。
初めてこんなに自分の身体を恨んだよ。

産婦人科と精神科がちゃんとある病院って、此処くらいしかなかったんだもん。
私がしっかりしてたらこの病院にはならなかった…。
切迫早産で入院しないですんだのにさ。

それか働いてる時もっと貯金してれば良かった。
私の貯金は今使うべきでないのに…。
本当、馬鹿。
自分が嫌すぎる。


帰りたい。泣きたい。怖い。
此から先、生活出来るんだろうか。


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