2021-11-11 02:24
さて、なんとか仮免試験も無事合格し、ようやく折り返し地点。
というわけで、仮免前の技能実習の思い出。長文。
技能っていうのは、つまり所内を車で運転する実習のこと。
一度も運転をした事がなかった人間が所内ではじめてハンドルを握ります。
全部で10項目(+最初の模擬実習)を二時間ぶっ続けだったり、一時間だけだったりでこなしてきました。
毎授業インストラクターさんがついてくれて最初に運転しながら覚える項目を教えてくれつつ、そのあとは助手席に座ってこちらの運転をチェックするという流れ。
しかしこの技能実習……インストラクターガチャだった!!!!!!!!
インストラクターさん、人数がすごくいるので全項目一度も人が被る事なく、いろーんな人に教えてもらいました。
ちなみに女性だけを指名できたり、嫌な人をあらかじめ指名拒否したり、逆に合った人を優先的に指名できたりもする。
私は面倒だったのと特に嫌な人いなかったのもで流れに身を任せ自動で選ばれる方に習っていました。
でも個性が強い人はほんとに強くて…笑
毎回最初か最後に名刺をもらうんですが、名刺の後ろにインストラクターさんの感想をメモっていた。
印象に残ってる人とそうでない人の差がだいぶありますが、そんなインストラクターさんの感想も振り返りつつ技能実習で学んだことを振り返り!
1.初。
初めてだからそもそも技能実習ってどこに行って何をすればいいんだろう…って不安だったけど受付の方が把握してくれてて丁寧に教えてもらえた。ここの車校はこういう所ほんと手厚くて助かる。
受付で実車受付を済ますと、担当インストラクターさんの紙をもらう→予鈴→外に出る→インストラクターさんが来て車まで案内してくれるという流れ。
インストラクターさんは優しいおじさん。
ちゃんと初めてというのを教習表見てわかってくれててめっちゃ丁寧な教えてくれる。
最初にずっとインストラクターさんが運転してくれて運転の仕方を説明してもらう。
車の周りを一周してから異常がないかチェック後→助手席で超基礎的なことを学びました。
運転席にはちょっとだけ座ってエンジンのかけ方とか運転席まわりの使い方を知る。
運転席座るのもブレーキもアクセルもハンドル握るのもなにもかも初。
うおおこんなに覚えられるかなぁぁと思いつつ、生まれての事だらけでワクワク。
初めての所内はほぼクリープ現象で走る。
2. 発進と加速、目標に合わせた停止、カーブの曲がり角。
二回目も普通に優しいおじさん。
ハンドルの回し方を聞くも、曲がりたい方向に回したら止めて次は上において〜とカチッとした回し方を聞きすぎて手がめちゃくちゃにこんがらがる。
回せたらいいんじゃないのか!?(反抗的)と思いつつ、学んだ通りにしようと思って余計手がわけわからんことに。
他には曲がる時の目線の話。曲がるのが遅かったり早かったりするので、目線でしっかり曲がる方向を見るとハンドルの手もそれについていけるとの事。
ふむ…思ってたよりはちゃんと曲がったり出来るけど車体感覚わかんないのが難しいな、と思う。しかし運転おもしろいな〜と思ったり。相変わらずほぼクリープ現象でゆっくり運転。
3.坂道発進のやり方
寝坊してバスに間に合うために化粧もせずとりあえずコンタクトだけつけてどうにか間に合った朝の授業。
最初インストラクターさんが所定の場所に来なくてめちゃくちゃ焦るも数秒遅れで無事登場。
初めての女性インストラクターさん。
実はこの日私も喉鼻がやばくなった日なんですが、インストラクターさんも喉鼻しんどそうで「やっぱ花粉?それとも黄砂?PM2.5??なんにせよ今日やばいっすよね??」と心の中で思う。
コロナの影響で車の窓すごく開いてるからお互い鼻がしぬ。
そして初めての坂道発進のやり方。
坂道で止まるのこわい〜〜でもイオンやデパートの駐車場で坂道めちゃくちゃ使うししっかり学ぼう!と意気込む。
坂道で止まって発進する時はブレーキ→ブレーキしたままハンドブレーキをかけてアクセルを少しだけ一定に踏む→発進するときにハンドブレーキを下げてそのまま行く。(登り切った後の下り坂はブレーキを踏みながらゆっくり)
ハンドブレーキを触るときに場所に慣れなくて間違えてシフトレバー触りそうになったり戸惑いまくるのでしっかりしようと思った。
4.後退とS字、クランクの切り返し
正直この時のインストラクターさんが一番萎縮してしまったかもしれない…けど一番自分の苦手な項目だったからかもしれない。
インストラクターさんは顔も声も喋り方もめちゃくちゃ福山潤みたいな若めなお兄さん。超ハキハキ喋るし超しっかり説明してくれた。
なので最初助手席ではい!はい!とわかった気になってしっかり返事してたのに(返事だけはいい私)、いざ運転席交代になってやってみたらめちゃくちゃつっかえてしまった。
いやきっちり説明してくれてるのでなんとなくやり方は理解出来たんだけど、実践となると頭で考えてしまってパニック。
しかも一度教えたから!って感じでやってる時わからなくなっても黙って促されるので合ってるか不安になっちゃって更にパニック。
私の場合は、私が運転の実践中に横で説明しながら教えてもらう方がわかるんだな〜と判明したり。
そんなわけで初S字で初クランクは前輪も後輪も乗り上げて半泣きだったのでした。
しかも初めて乗るタイプの車種だったのでクラクションを2回鳴らしてしまった(注意されるまで私が鳴らしたと気づかなかった)(トヨタァァァハンドルの横にクラクションをつけるな)
送りハンドルもまた注意されてしまった。
めちゃくちゃ理詰めの福山潤!って感じ。もしくは神谷浩史(伝われ)(頭いい人のサクサク喋る感じ)で先生としては助かるけど小心者の私はビビっちゃうぜ〜
最後にハンドル操作の動画とかYouTubeにあるから見たほうがいいよって言われてうぐぐぐっってなる。けど、運転のやり方動画あるのか!とも思う。
◆仮前効果測定
効果測定とは、いわゆる学科の模擬試験のこと。
仮免試験の前にこの効果測定を受けて合格をしてないと最後の見極めや仮免が受けられないとのことで、技能の実習が終わるまでに合格を勝ち取らねばならない試験です。
しかも効果測定を受けるにも条件があって、車校公式サイトの練習問題をやっていないと受けられないという。
教科書を見たり、スマホでサイトの練習問題をポチポチやってた私。
そろそろ練習問題も満点取れるようになったし受けてみるか〜と、いざ効果測定室へ!
効果測定室はPC室で受ける。PCで丸バツをポチポチ自分で時間内に押す方式。
受付して荷物をカンニング対策で棚の上へおいて…いざ!
しかし異変は起きた。
全50問(1問1点)の問題を30問位解いた時、私のカバンから爆音っよく知るイントロが。
(やばい!!Grow Mapだ!!!!!)
電源切り忘れてた!!今まで登校する時は毎回電源切ってたのに!今日は直前まで練習問題やってたから切り忘れた!え、でもマナーモードなのに??いやGrowMapって事はアラームか!?いやなんでこんな時間にアラームかけてんねん!ていうか練習とはいえ試験中にスマホいじっちゃダメよね?でも止めなきゃ!でもいじっていいのかな!?と大パニック。
でも早く消さないと周りで受けてる人の迷惑になっちゃうと歌い出す前にとりあえず消す。
が、その後は気持ちブレブレになり早く終わらせなきゃ!!!と急いで丸バツやったせいで点数ボロボロ…。
とにかく周りに申し訳なかった。授業中とかで携帯鳴らしたの人生初で激しく落ち込む。
スマホはマナーモードでもアラームが鳴るのを初めて知った。
後なぜまったくかけた覚えがないアラームが鳴ったかというと、朝起きる時にいっぱいアラームかけてて寝ぼけて当日じゃない分のアラームを押してしまったらしい。
ショック…
30分あげればまた効果測定は受け直せるんですがこの日はすぐあとに技能があったし、時間がもうなかったので諦め。次回にリベンジを誓う。
5.ふたたびS字とクランク
授業の直前に受けた仮前特効はスマホ鳴らしたし不合格だし、前回のじゅんじゅんインストラクターにビビったせいで、しょんぼりしながら技能実習へ。
再びS字とかクランクとか後退の項目。
今回のインストラクターは舘ひろしのようなダンディトーンで話してくれるおじさま(あとで名刺見たらそこの校舎の指導部長!)
じゅんじゅん(仮称)と同じタイプで先に色々説明してもらい→また私がハキハキっと「はい!」といい返事→実践したらポンコツ…って感じだったのでウウウって落ち込んだけど、舘ひろしは「あなたは頭ではちゃんと理解してるね、だから目線とかはしっかりしてて、しなきゃいけない方をちゃんとわかってる。だから後は慣れだよ」って言ってもらえて気持ちが軽くなる。ありがとう舘ひろし…やさしかった…。
直角の狭路何回もやって後輪は乗り上げないけどやはり前輪ぶつかりまくる。
目線大事…内輪差意識…側端を把握する。
6.ミラーでの安全確認
じゅんじゅんでビビリ、舘ひろしで気持ち持ち直し、は〜次はいったいどんな人なんだろう〜と思って名前を確認したら女性名。お!よかった女性なら多少は気が楽だ〜と思ったらバリバリ男性だったww最近色んな名前がありますね…。
しかしそんな不安も束の間、このインストラクターせんはチャラにーちゃん(言い方)
若めのお兄さんが軽く教えてくれて、しかも優しく褒めて伸ばしてくれるタイプだったので、だいぶ力抜けてしっかりと運転する事が出来ました。
初めてハンドル使いも右折左折ももっと早く!とか言われなかったので焦らず間違えないで出来たー!
ハンドル注意されると焦って頭で考えちゃうのでまじで私って身体で覚えるタイプだったんだな…。
ちょっと曲がるのが遅れた時はチャラにーちゃんがニコニコ小声で「ここで!」と手を回す動きをしてくれてパパっと対応出来た!
この時の項目は、今までは教習で省かれてた右折左折のウィンカー出しと、その都度のミラーや振り向きの安全確認。
安全確認は運転する以上これから一生する事なので癖になるように身をつけて下さいとの事。
死角のチェックもしたけどマジで見えないとこは全く見えなくて怖いね。気をつけねば。
チャラにーちゃんのお陰で気持ち楽に新たにがんばるぞ!ってなれた回でした。
7.標識や信号を確認
インストラクターさんは優しいタイプのおじさん。今まで教習所では標識を意識してなかったけどこの時からは自分で意識しながら走ってみる練習。
教習所をインストラクターさんがまず走りながら標識の確認。
この時、車道のひし形(道の先に横断歩道)とか標識とか見ながら「あ!あれもこれも試験問題でやったやつだ!!!」ってなって結構覚えられてて嬉しかった。
インストラクターさんに「あれは何かわかりますか?」って聞いた時もバッチリ答えられたし。
学科試験の試験勉強の実地練習にもなったのでした。
8.交差点の通行
交差点や道などでどちらが優先順位かを理解して、インストラクターさんの指示なしに自分の判断で右折左折を実践。
効果測定の勉強やりまくってたから道の優先順位は頭に入ってた。優先道路は、標識やセンターライン有無、道幅大きい方で優先順位は直前左折右折。
他の教習車みつつ優先判断して、先に行ったり譲ったりした。
インストラクターさんはお兄さん。優しいタイプのインストラクターさんが続く。
ほんとチャラにーちゃんから復習が続いてハンドルも注意されず、アクセルやブレーキも横でめちゃくちゃ言われないので運転に余裕というか、気を負わず運転が出来るようになってきた。
油断はよくないけど「運転難しい…嫌だ…」って気持ちから「運転いいな」に気持ちがシフトできてきた。
◆再び仮前効果測定
サクッと午前中の技能実習を終わらせるとこの日は昼過ぎ以降時間が空いてたので仮前効果に再チャレンジする事に。
練習問題もいっぱい解いたし、スマホの電源も切ったし、いざ…!!!
と、意気込んだんですがまさかの二回目も不合格。
40点は超えるんですが、ひっかけにことごとくひっかかる。深読みしすぎだったり、問題ちゃんと読んでなかったり、そもそも覚えてなかったり。
一度落ちると30分空ければ1日何回でも受け直せる効果測定。この日は時間があるので受かるまで帰りまテン!と決める。
30分の間にまた教科書+練習問題でひたすら勉強。
再々挑戦!!!!!!→不合格
う、うそだろ…またしても40点は超えてるけど微妙に1、2問ミスってる。
見直しが甘いんだよな…
ショックを受けるも、他に受けられる日がないのでもう一度30分後に受けます、と係の人に言って再び勉強。
苦手なとことか含めて復習しまくる。
そして再々々挑戦!!!!→4回目にしてようやく合格。
4回もかかるなんて………(泣)
4回目は48点。つまり2問間違えてるんですよね…こんなんで仮免試験大丈夫か…と半泣きになりながらもとりあえず合格したのでこれで見極めと仮免試験が受けられるようになりました。
9.交差点の通行
効果測定合格まで4回もかかってしまったショックを引きずりつつ、ラストスパートの技能実習。
今回は優しそうなおかん系女性インストラクターさん。
しかし軽い説明が終わると軽く雑談をされる。どんな車乗るの?とか。今までは雑談まったくなく項目の説明だけだったからこんな風に雑談してくれる方もいるんだ〜と思う。
その流れで車を運転したい理由を聞かれ、「犬に色んな景色を見せたくて。大きい柴犬だから車移動じゃないとダメで…」と熱弁したら急にインストラクターさんのテンションが変わる。
どうやらインストラクターさんも犬飼い&色々ドッグラン連れてってるらしくめちゃくちゃ話が盛り上がる。しかもよく行くドッグランが一緒で近くのドッグカフェの話とか、インストラクターさんはバーニーズ飼いだから大型犬や中型犬の話をして楽しかった……
の、だ、が!!!!!(笑)
雑談しながらの教習が今までで初めてなので喋るのと運転するのの同時進行にめちゃくちゃテンパる私。
話を聞きながら生返事をしまくってしまった。だってハンドル操作に集中してるから!!
でも普通なら喋りながら運転したりもあるからそれの練習でわざと話しかけてくれてるのか!???と思う。
しかも身振り手振りでワンちゃんの話してくれてるから一瞬そちらを見そうになるも、「いや!脇見運転ダメ絶対!」と思い意地でも顔は前にしてた。
なので終始「わああちょっと待って!犬トークしたいけど集中力ううう」ってずっと焦ってました(泣笑)
焦りつつ犬トークしながらS字クランク狭路と、安全確認を再度、スピードをあげる練習など。
またしてもクランクで前輪乗り上げる。
運転にはだいぶ慣れてちょっと楽しいなと思う。そして、たまたまだけど雑談しながら運転する感覚も知る(苦笑)
更に暗い時間の運転が初めてなのでヘッドライトつけるのにももたつく。
そんなわけで犬!!大きいもふもふかわいいよね!!って感じの実習でした。記憶が犬。
(優しく感じ良くてよかったけどマジでインストラクターさん個性…っょぃ)
10.乗り上げちゃった時の急ブレーキ、急発進の仕方、交差点の通行、交差点で止まってしまった場合
個性強めのインストラクターさんが続くのでドキドキしつつも、今回は普通に感じのいいお兄さん。
後半こんなに優しい人が続くと前半めちゃくちゃ注意されたのなんだったの!?てなった。
正直ハンドル操作がバタバタしてるのにそこをつっこまれないお陰でパニクることなく運転できた。
交差点とかで止まった場合のシフトレバーNにして自分で車を押すのを初めてやる。
おお、車ってNにしてたら手押しで結構動くんだ〜と驚き。
相変わらずクランクで前輪ぶつかる。(結果、Rにしてハンドルいっぱい逆に切って元の位置に戻るのだけうまくなる)
S字は初めて一度もぶつからずにうまく出来て「上手です」と言われて嬉しくなった。
そして完全日没後の運転が初めてだけど、目が悪いのと暗すぎて標識が見えづらいことに気がつく。気をつけないとな〜。
しかしこの時間は仕事や学校帰りの人が多くて激混み。車間距離気をつけながら曲がるのが大変だな〜と実感。
あとは交差点の通過。一時停止、左右確認、窓開けて音聞く確認。
・見極め
見極めとは、仮免試験前の最終チェックの技能実習でこの見極めで不合格になると仮免に進めない。
簡単に言えば「こいつは仮免の過程に進んでもいいかインストラクターさんが見極めてくれる」こと。
ついに見極めだ〜と思ってたら担当のインストラクターさんの所まで案内してくれたのが舘ひろしで「クランク頑張ってね」って言ってもらえた。もしかして顔覚えててくれるんか?さすが指導部長。
インストラクターさんは年配の落ち着いた厳しめな男性。
見極めなので、今までの実習とは違くてテストの練習みたいな感じ。
仮免試験で走るのとほぼ同じ感じで走ります。
まずはインストラクターさんが所内運転して時間をかけて仮免の減点箇所や、ここは必ず押さえた方がいいと説明される。
最近自由な気持ちで受けてたのが、今回のインストラクターさんから仮免前の諸注意をいっぱい聞いてたら緊張してしまった。
結果、運転変わったらクランクは相変わらず前輪ぶつけるし、一度もやらなかったのに急ブレーキ踏んじゃったりウィンカーとワイパー間違えてすごい勢いででフロントガラスワイパーかけ始めちゃったり(泣)しかもパニクって消せなかった(ワイパーの消し方わかんなかった)
緊張しすぎるのはよくないな、、と自省。
テンパると頭の中でワーッとなっちゃうの自分でもわかってるから気をつけねばならない。
でも今回もS字だけは一発で上手くできた!
そんなわけでテンパったけど一応見極めの結果は「良好」。
不良ではなかったので一応仮免試験に進めます。
でもまだクランクもだめだし、効果測定は4回ダメだったのに学科なんて……と不安のまま、仮免試験の日となったのでした。
以上、技能第一段階振り返りでした!!
初めての運転、初めての車の使い方、なにもかもドキドキで、でもどんどんふわっと進んでいくのでちょっと焦ったりもしたり。
ただ身分証明が欲しくて通うならふわっとやり過ごせばいいんだろうけど、ちゃんと公道で運転したいからちゃんと覚えなきゃ!って毎回気合いいれすぎてキャパオーバー気味だった。
あとインストラクターさんによって「運転こわい!」「運転たのしー!」の起伏が激しい。
でもたぶんどっちも大事なんだろうな。
仮免受かったので第二段階進むけどついに路上も始まるよ…不安じゃ〜