窒息

私のために生きるというなら
死んでくれたらいい

そんな恩着せがましい愛など少しも必要としていない
何故なら私に愛も恋も声も君も何も何も必要なものなどないから

君のために生きるなんて
口が裂けても言いたくない
私は特に生きる意味をもたないから
君のためなどかこつけて
生きるなんて無様すぎる

そんなキレイな言葉はいらない

目を瞑るだけで
闇は簡単に誘えるのに
目を開けても
光だけが在るわけではないのは

いつも 影が監視しているから

愛されたいから
目を瞑る
闇に溶けて、溶けて
必死にしがみつくのは

運命

甘ったるいキスより
窒息しそうなキスを

白紙の世界色を重ねるのは
嫌悪した愛に
剥き出しの憎悪に
足が縺れて よろけただけ

愛して。なんて歪な願望

愛なんて言葉は大嫌いだ
然とは 何か
夢とは 何か
嘘とは 恋とは 現とは 何か

ひとまとめにして
愛なのか
それなら愛に溺れて死ぬのは嫌だと思う

人を想う
物を想う
動物を想う

すべて愛につながるのなら
愛に縛られ生きるのなら
私は愛を捨てるだろう

なんて
人間の感情に愛がないというのは
あり得ない話なのだけれど
嫌悪が３なら愛が６その他１で感情はできていると思う
何かを愛せない人間などいない
ならば、何も愛さないと決めた人間は？

それは自分を愛しているから言えること
結局私たちは
みんな愛して愛されて
そんな世界で生きている

所詮私たち人間が生きている地球上では神と言われ崇め称えて来た絶対的存在がいて人間はその神の遊びの駒でしかないのなら、偶然も必然も何も無いのではないか

神が全てを操り無邪気に玩具をいじくる子供のようだとしたら生まれた瞬間、いや生まれる前から神がつくったシナリオ通りに生きているとしたら今私がこのブログに書き込みをしていることも今あなたがこのブログを見ていることも全て全て神の悪戯。これを必然というなら偶然はかき消されてしまう。

上記に書いた全てのものは非現実的であるからきっと好ましくない方もいるだろう

ということで空想の世界の神を忘れただ普通に生きて偶然を生み出す
生み出すのは私達、生きているもの
それなら偶然にも必然にも矛盾がおこる
必然があるなら偶然はおこらないのに今現段階で必然も偶然もどちらも信じられているのだから私は思った

必然も偶然もない
あるのはただ運命だけ

すべて逆らえやしないのは
運命の糸にがんじがらめになっているからである

無理な話を例えば友人に言われたら私は愛想なく否定します



私たちは現実的に生きているから故に星に手はとどかないものだとわかっている。嗚呼ならば何故私たちは現実に生きているのに空白の世界にいるようにフワフワしているのか



ただ生きるだけでただ生まれただけで私もあなたも皆歴史を刻む一部になっていく
なにも想像しなかったら私たちはただ流されて時を過ごすのか
ねえ世界はずっと複式呼吸を繰り返している。